【感想・ネタバレ】惰性と思考のレビュー

あらすじ

95歳、脚下照顧という生き方 頭は明晰に、心は穏やかに当たり前の日常が変わる68の「視点」

かぜと個性
たまにはかぜで寝てみるのもいいものだ。自分の生き方をふりかえられる。かぜは生活の句読点のようなものでもある。テンもマルもない文章は気味が悪い。かぜひきはそんな理屈を考えて、自分を慰める。
それにかぜは個性である。同じかぜでありながら、人によって千差万別。
またなおりかけの気分が実によろしい。弱気を強気にし、悲観的な人間にも希望というものがあると考えさせる。ー本書より

本書は、毎日新聞出版から二〇一〇年三月に刊行された『頭の旅』を改題、加筆修正したものを新書化したものです。

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Posted by ブクログ

外山先生の日常を綴った本であり、大変親近感が湧く本である。日常何気なく考えることに真理が潜んでいることも多いのではないかと思った。中でもなるほど、と納得した箇所は、多少見た目の悪いフルーツの方が甘く、それは人間においてもそうだという箇所だ。完璧で美しいものがいいわけではない。

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2022年10月08日

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