【感想・ネタバレ】もっと上手に夢を見られるはずだったのレビュー

音海ちさ

「何をしても盲目的に慕ってくれるモノを俺は手にしている」
高級クラブのオーナーである父を持つ玄秋は、幼少期に御影を拾う。
御影が15歳になったら店に出すことを条件に、世話をすることになった玄秋は
少し突き放しても縋ってくる御影に対し、恍惚感を覚えるようになる。
やがて、クラブのオーナーと店で一番人気の男娼となった二人の関係は、ある出来事によって突如崩れていく──。
二人の間にあるのは歪んだ愛情か、それとも──……？
表題作他、読みきり多数収録。

[rui · ★★★★★]

短編集

刺青、匂、壊、嫉妬の4つのテーマでいろいろな愛の形が表現されたBL短編集です。絵がとても綺麗でハッピーエンドなので大好きな作品です。

[ゆずゆ · ★★★★☆]

どのストーリーも面白い短編集！

どの作品もキレイにまとまっていて、読みやすかったです。音海先生のラブコメも大好きですが、この短編集はどれもどちらかといえば『静』な感じです。ドタバタというより落ち着いたストーリーでした。決して単調ではないけど、他の作品に比べて少しミステリアスな話が集まっています。
初見では『路地裏の調香師』が一番ミステリアスというかホラー（怖い訳ではないけども）というか操られてる感はありますね(笑)

分かりにくい感想ですが(笑)、どの作品も満足いくストーリーなのでオススメです！

＃切ない ＃深い