あらすじ
六千人の難民の命を救った日本人外交官。
外交官・杉原千畝は、1940年リトアニアで、ナチスの迫害から逃れようとしたユダヤ人難民に、人道的立場から独断でビザを発給し六千人を超える人々の、尊い命を救いました。戦後、独断の責を問われて外務省から解職。しかし、イスラエル政府から送られた『諸国民の中の正義の人』賞を始め、西欧諸国から多くの表彰を受けました。もしあのとき、杉原が外務省の命令通り、ビザ発給を拒否してユダヤ人を見殺しにしていたら、戦後日本は、世界中の国から猛烈な非難を受けていたでしょう。杉原は、ユダヤ人の命と同時に日本をも救ったのです。人権と国際協調の時代の新たな旗手として、杉原千畝は、世界中の教科書で大いに取り上げられることでしょう。
この作品の容量は、65.3MB(校正データ時の数値)です。
【ご注意】
※本書電子版には、底本の資料編は掲載されていません。
※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
※この作品は一部カラーが含まれます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
杉原千畝さんはこの本で初めて知りましたが、ヒトラーにより、ユダヤ人は迫害されていたので外国に逃げて生きようとする人もいました。
ある1人の千畝さんたちがパーティーをしている時、そんなユダヤ人の方のうち1人がビザをください、と助けを求めてきたのです。
なので千畝さんは快く、ビザを発行しました。
すると、それがきっかけで多くのユダヤ人が領事館に来てしまいました。
千畝さんは、ビザを発行していいのか電報しましたが、返答はNOでした。
領事館は閉めるように、とソ連に言われていたので、本来ならビザは発行してはいけないのです。
それでも千畝さんは独断で、自らの自筆でビザを発行し、最終的にユダヤ人3000人が救われました。
この本を読んで思ったことは、当時は戦争や人種差別などの思想が強かったので、その時代に他国の人を無断で救おうとするその勇気が凄いな、と。
私のような、小学生でも理解できるほど良く描かれていました。
懐かしい
小学生の頃読んでいました。絵柄がかなり可愛いなぁと思っておりましたが、しっかり描くところとデフォルメの対比がまた味があるな、と改めて感じました。あべさよりさんの優しい絵柄が杉原千畝さんの史実ととてもよくマッチしていて、久しぶりに買って読んでよかったなぁと改めて思いました。杉原千畝さんの歴史を知る最初の触りととして最適な教科書だと思います。温故知新の第一歩にいかがでしょうか。