【感想・ネタバレ】一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学のレビュー

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「相場は仕事になり、趣味になり、ゲームになる。最新かつ最先端の学問であり、経済活動。資本主義は最高のゲーム」
「素早い損切は テクニックではなく、心構え」

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2023年04月07日

Posted by ブクログ

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自分も数十年に渡って様々な投資をやってきたが、サラリーマンをやりながらのデイトレは本当に仕事と投資もどちらも中途半場になってしまい、損ばかりが膨れ上がってしまった。今では長期投資のみのスタンスだが、本書を読むとデイトレを再開したいという気持ちが出てきてしまった。
色々なテクニックがあるとは思うが、最終的には著者が主張する通り「上がっている株を買う。下がっている株は買わない。買った株が下がったら売る。」というパターンをいかに忠実にくり返せるかが最大のポイント。損切も利確も苦手な自分は、やっぱりデイトレには向いていないのかも。


・上がっている株を買う。下がっている株は買わない。買った株が下がったら売る。マーケットの潮目に逆らわずに買う。そして潮目の変わり目をいち早くキャッチする。この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。

・株はそもそも確率のゲームではないのだから、「バランスは取れないのが当然」と思っておいた方がいい。「永遠に上がり続ける株なんてないからいずれ下がるはず」と勝手に考え、いつ反転するかという予想を立ててしまう。

・押し目買いは、下がったところで買おうとするわけだから、逆張りの一種になる。つまり、やってはいけない買い方のひとつ。「押し目待ちに押し目なし」という格言もある。


・勝率は低くても、下がったときにはすぐ損切りすることで、上がった銘柄のうちのいくつかは損失額の10倍、20倍の利益になっていく。トレード効率からすると、こっちのほうが良い結果になりやすい。

・ますいのは、自分の失敗、敗北を認められないこと。ナンピンは失敗しているにもかかわらずロットを増やす(=賭け金を上げる)とい一点でも矛盾している。ここでやるべきなのは、失敗を認めて迅速に撤退すること。

・重要なのは、損をしないことではなく、大きな損をしないこと。大ケガだけはしないようにする、という方針で僕は今の資産を築いた。

・買った株が下がり損切りしたとして、そのあと損切りをあざ笑うかのように上がりだしたとき、上昇株として買うことができるかどうか?ここも大きなポイントになる。
まず、損切りする時点で自分の敗北を認めることになる。買ったのは間違いだったと認めて撤退するわけだ。そのあとで自分が売った値段よりも高い値段で再び買おうというのは「損切りも間違っていた」と、二重に間違いを認めることになる。そこに抵抗を感じてしまう人もいるのではないかし思う。でも僕はそれを気にしない。いつも平気でやっている。一回ごとの売買で勝ち負けを考えていないから抵抗がない。

・僕はこういう経済的な知識には目を通すが、参考ぐらいにしかしない。あくまで重視するのは実際に今買われている株か、売られている株かということだけ。

・日本、アメリカ、ヨーロッパの3つのマーケットのうち、時差の関係から月曜日に最初に市場が開くのは日本。なので週末に世界的な事件が起きると、日本で最初に影響があらわれる。イギリスのEU離脱決定、トランプの勝利など、欧米の政治的な事件があると、まず大きく売られる。そのとき日本では売られすぎる傾向がある。僕の経験からいえば、こういうときは90%は逆張りで買っていい。
逆バターンで、週末にアメリカに好材料が出て、ダウ先物が4OOくらい大きくプラスしているときに日経平均も爆上げしたら、空売りする。だいたいすぐ戻る。

・撲は基本的に長期投資はやらない。明日の株価もわからないで悩んでいるのに、半年後とか1年後、さらには10年後の株価なんて予想できるわけかないと思っているから。どこで見たか忘れたのだけれど、世界の著名アナリスト数百人の長期予想の結果が報じられたことがあり、その結果を見てみると正解率が45~55%を行ったり来たりしていた。それでたしか平均49%くらいだった。コイントスにl%だけ負けるくらい。専門として勉強してきたアナリストでもコイントスと互角ってことは、そこに張るのはそれだけ厳しいということ。

・僕が持っているビルは時価で20~30億円。そこから入ってくる家賃収入は、税引き後で3OOO万円もないくらい1.5%にも満たない。土地の値段は変わらないにしても、建物は経年劣化していく。テナントも思うとおりには入らない。
ピルを買えるほどのお金があるなら、他のことをやったほうがラクだし、お金になると思う。単純にアメリカ国債だっ2~3%もらえる。もうちょいテク二ックを使うなら、潰れる心配がなさそうなアメリカ企業の債券を分散して10個ほど買えばいい。企業の既発債の平均が4%くらい。為替リスクを取りたくないなら年0.1-0.2%で完全ヘッジすることだってできる。

・相場をやっている限り、持っているお金の量が力になる。投資家でうまくいっている人ほど、投資以外のお金の使い方は守備寄り。ー億円稼いだら600万円使っていい、くらいの感じ。1000万円使ったら、使い過ぎに感じる。
タネ銭をなくしたら大きい勝負はできなくなり、大きな勝ち方もできなくなる。僕自身は大きく勝てる勝負を見つけて、できる限り全財産に近い額をぶっこむのがいちぱん効率かいいと思っている。だから値動きの激しい銘柄を狙うし、そこで勝負できるお金を最も大事にしている。

・早い人はいつでも早く、遅い人はいつでも遅い。投資家としては、早い人のほうが適性がある。この早さというのは、頭の良さとは違い、行動を起こす早さ。


・これから50万~1OO万円の予算で相場を始めるなら、最初はIPOのデイトレがいいと思う。IPO銘柄のボラティリティが高いやつを買って、ダメそうならすぐ損切りし、上がっている最中は持っておくスタイルのデイトレがいい。ただデイトレの場合、値動きがヤバそうならすぐ逃げる必要がある。サラリーマンの人が仕事をしながらだと、トイレの個室にこもってスマホをいじる回数が増えてしまうのが難点だ。でも、チャンスはごろごろあるし、すぐ増やせるチャンスがお宝のようにザクザク眠っていると思う。
・それで予算が2OOO万円を超えたら、IPOデイトレに加えて他のこともやる。予算が増えるに従って、増やせるぺースは鈍化する。効率的に年間10倍にしたければ、相当のリスクを取らないと難しい。だけれど、そんなに高い目標を掲げなければ、目標を達成する難易度はそれほど高くはないと思う。

・「情報を集めるようなことはあまりしたくないけれど勝ちたい」という人は、不況時の赤字会社への長期投資をやってみてもいいかもしれない。ギリギリで黒字を保っているような会社はダメで、赤字に転落している会社がいい。そういう会社は好況になると黒字が出て、手の平を返したように株価が上がる可能性が高い。ただし、潰れてしまえばゼロになるので、潰れなそうな会社を狙う。

・会社が赤字になり無配(無配当)になって東証一部から転落すると、ファンドやTOPIX連動型投資信託などの機関投資家が売ってきて、株価は下がる。そのあとで東証一部に上場したり日経225に採用されたりすると、それだけで買われる。紙切れになるリスクを背負って転落会社を買うのは夢がある。

・たぶん世の中の8割以上の人は損してしまうことにすごくストレスを感じるはず。そういう人はサラリーマンでいるのがいいと思う。ちゃんと動いていれぱ毎月必ずプラスになるというのはかなり精神的にいい。僕の場合は、時給効率とか資産効率を最大化したいと思ってしまう。安定した道に効率の最大化は存在しない。

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2019年06月01日

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資本主義は人類史上最高のゲームっていう話。

パチンコ、オンラインゲーム、囲碁、ポーカー、麻雀、株取引と基本的に偶然性が高かったり、確率上不利なゲーム以外は好きで嵌ってしまうゲームオタクで、結果も出してるというのはやっぱり好きは上手の元なんだなー、と。


p.14上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。

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2024年02月02日

Posted by ブクログ

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・デイトレードがベース
・勝ち方は単純。「上がっている株を買う。下がっている株は買わない」。
・ただし、そのシンプルなルールをどこまで徹底できるかが成功の分かれ道
・損益はトータルで考える。そうすれば素早い損切りと、利益が出ている株の保有が可能になる。
・仮説は自分で考える
・速い人はいつでも早く、遅い人はいつでも遅い
・不況時の赤字企業への長期投資はあり

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2020年12月05日

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