【感想・ネタバレ】一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年06月20日

上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。
相場の雰囲気を感じる。ヤバさを感じたら早く逃げる。

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Posted by ブクログ 2022年11月27日

お金を扱う相場が特別なものとは思わない。
でも本当に面白いゲームだと思う。
技術と偶然性とリスクとリターンの混ざり具合が最高のゲームだと思っている。
僕の手法は主にデイトレードで、長期投資はほぼしていない。社会的観点からの投資はせず、純粋に勝負としてやってきた。

それでもこの本を出すことにしたのは...続きを読む、麻雀ライターであり 10年以上の付き合いがある福地誠さんに声をかけられたからに尽きる。
ふだんほとんど本は読まないが、福地さんの麻雀の本はだいたい読んでいて、ロジックを最優先する考え方に強いシンパシーを感じていた。
福地さんにまとめてもらえるなら面白くなるかもと思ったことが大きい。

投資家や投資を始める人に「何かアドバイスください」と言われたとき、僕は「上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる」とだけ言うことが多い。
今現在買われていることで上がっている、売られていることで下がっているというのは明確な事実としてそこにある。であればマーケットの潮目に沿って行動するのがいちばん勝つ可能性が高い。

概念上のランダムは、バランスよく散らばるイメージがあるんだろうけど、
ミクロで見れば、かなり偏る。  
現実のランダムは残酷なもの。  
誰もがイメージしやすい行儀のいいランダムとは違ってバランスを取ってくれない。

僕の場合、あまり小さな動きは気にしないで、ある程度下がったときに売ることが多い。
相場用語で、上がってきた株が一時的に下がることを「押し目」というけれど、僕は 2度目の押し目で売ることが多い。

押し目買いは、下がったところで買おうとするわけだから、逆張りの一種になる。  
つまり、やってはいけない買い方のひとつ。

重要なのは勝率ではなく、トータルの損益。
そう考えられるかどうかが株で勝つための鍵となる。
株でいちばん大切なのは迅速な損切り。  
失敗から逃げてはダメで、失敗は当然としていかに最小にとどめるか。

自分の予想どおりに動かないときは、自分が気づいていない〝何か〟がある可能性が高い。不自然な動きがあるときは、仕手筋の介入があったりインサイダー情報による売買だったりする。  
そういう不自然さを感じたら、結果はどうあれ、基本はすぐ売るべき。

勝ちたい気持ちというより、損するのが怖いという心理を制御しないと、相場で勝つのは難しい。難しいというより不可能。

過去の事例を勉強しても通常時は勝てるようにならない。ただしとんでもなくイレギュラーな事態が起こったとき、類似する過去の事例を知っていると、こうしたほうがいいんじゃないかという、勝てるロジックをすぐ思いつくことができる。
相場では、 1匹目のドジョウがものすごくオイシイ。だけれども 2匹目のドジョウもそれなりにいる。
ただし 3匹目からは、いるかいないかもうわからない。  
だから、みんなに先んじて動くように努めているけど、 1匹目のドジョウを捕まえるのはすごく難しい。   2匹目のドジョウは、マーケットから学習して、儲かっているだろう事象をすぐやること。これでもそれなりに利益を上げることができる。

企業の価値を株価が正しく反映していないと考えるよりも、株価こそが答えであり、世の中の総意として適正だとみなされている数字だと考えるほうが正しい。

僕の場合は、ただひたすら値動きを見た。  
マーケットのことはマーケットでしか学べない。  
本に書いてあるのは過去のことで、未来には役に立たない。「どれくらい努力しているか?」ともよく聞かれる。  
夜中に値動きを見たくて起きちゃうくらいだから、努力はしている。

年金のような「盲目の資金」が流入しているか流出しているときがいちばんの儲かりどころ。  
今は全体のボリュームが上がったわりに盲目の資金が比率的には少なくなっているけれど、年金とか投資信託とか海外ファンドとかがそういったものにあたる。

ちなみに今、僕がネット証券で使う可能性があるのは、 SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、 SMBC日興証券、モルガン・スタンレー MUFG証券、みずほ証券の6つくらい。
昔はひとつの証券会社がメンテナンスなどで取引不能になったら他の証券会社を使ったから、数が必要だった。けれども今はそういうことはなくなってきた。

僕だったら、まず日本市場では運用しない。  
年金くらい大きくなると国内で回すには効率が悪くなる。  
国内で運用すれば、結局多くの場合で日本人の金を奪ってくるのと同じことになる。日本人のためのお金を日本人同士で取り合っても意味がない。

通貨の信用を上げるのはいかなる国でも難しいけれど、信用を下げて通貨を安くするのは簡単。そうすると円安になる。  
そうやって世界の資源の権利を買えば、日本政府としては大きく儲けられる。金融緩和もコントロールしながらやれば、 100兆円とかのレベルで儲けられるんじゃないだろうか。  
ただ、もちろん国際社会から恨まれるだろうし、どこかに暴力で攻撃されるかもしれない。

富が増え続けると、どうなるのか?  
富というのは、人間が綱引きしている状態を数値化したものだと思う。  
激しいインフレが起きて円の価値が落ちない限り、自分の持っている資産は維持されると考えているなら、それは誤り。  
たとえば仮想通貨などの新たな価値が生まれてくれば、自分の持っている資産は自然に薄まっていく。  新たな価値が生まれたとき、他の通貨や有価証券や不動産などの価値は、目に見える数字としては減っていなくても、実質的には毀損されて以前より薄まっているということ。

I Tバブル崩壊後やリーマンショックなどが起きたときには、証券会社のアナリストは「今は業績も悪いので売りです」などと言いがち。そういうときに売るのではなく買っていれば儲かっていた。  
サブプライムローン問題が起きた 2007年には、日本の銀行もサブプライムローンを 1兆円持っているんじゃないか、減損会計で潰れるんじゃないか、と言われていたけど、あとから振り返れば絶好の買い時だった。  
そういうタイミングを逃さないのが大切。  
逆に、好況時は買わないほうがいい。  
景気は循環するから、全体の株価が上がってきて、週刊誌に特集が組まれ、アナリストが勧めているようなときには、伸び代がなくなっている可能性が高い。

努力とリターンのスパイラルというものは存在する。 勉強すれば勝つ。  
勝つと気分がいいからさらに勉強する。  
すると、ますます上達して、さらに勝つ。

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Posted by ブクログ 2022年02月05日

日本でもトップの実績のある個人投資家の発言には重みがある。テスタさんと考え方が同じ点にも、デイトレをする上での極意的なものを感じる。人それぞれのスタイルがある、とはっきりと述べている所も本当に成功した人だ、と感じさせてくれるまさに投資哲学本の良書ではないだろうか。
ここに載っているやってはいけない事...続きを読む、精神状態で損を続けている私としては、これをきっかけに再浮上したいものだ………

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購入済み

面白い

2020年01月12日

自分にはない考え方に触れられる。
何回も確かにそうだと思えた。

何事にもトップになる人は何かしら研究やそれにつながる何かに没頭してるんだなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

cisさんは若い頃、ゲームやパチンコでかなりのやり手だった。麻雀やカジノでの賭事でもかなりの腕前だった模様。研究熱心でのめり込んだらトコトンやるタイプ。投資での成功もその強靭な精神力と明晰な頭脳によるところが大きく、凡人にはとても真似は出来ないと感じた。

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

伝説的な個人トレーダーさんの著書。考え方は常識的で自己分析は冷静でフムフムと思うけど、まあ素人がマネできるものではないかな。やってはいけない系は勉強になる。

■上がる株は上がり下がる株は下がる。基本は順張り。
■押し目買いはしない。ナンピン最悪。
■人が恐怖を感じるときがチャンス。
■自分勝手な仮...続きを読む説は無意味。
■いざというときの実行動が速いか。それが大事。
■AI自身はリスクをとれない。AIにとれないリスクをとれるかどうかが人間トレーダーの強み。

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Posted by ブクログ 2023年06月12日

思いきって損切りした
銘柄が、

損切りをあざ笑うかの
如く値上がりしだした
とき、

売った値段より高値で
再び買えるか?

最初の買いを間違いと
判断した後、

損切りも間違っていた
と判断するなら、

二重に間違いを認める
ことになる。

しかしそのように一回
ごとの売買で勝ち負け
を考えては...続きを読むいけない。

買った銘柄が下がれば
売るし、

上がっている銘柄なら
買う。

シンプルにそれだけと
著者は言います。

株で勝率を考えること
に意味はなく、

問うべきはトータルで
どれだけの損得なのか?

つまり絶対額であると。

投資哲学は人によって
千差万別。

真逆のことを言う人も
います。

明確な正解がない世界
ですが、

間違いを認めることに
抵抗を感じる人間的な
感情が、

相場においてマイナス
に働くことが多いのは、

普遍的なものであると
感じます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月07日

「相場は仕事になり、趣味になり、ゲームになる。最新かつ最先端の学問であり、経済活動。資本主義は最高のゲーム」
「素早い損切は テクニックではなく、心構え」

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Posted by ブクログ 2022年02月22日

相場は、最新かつ最先端の学問であり、経済活動でもある。
最先端だから未来が予測できない。
究極に近い“不完全情報ゲーム”。
日々やることが勉強になり、実力をつけることになり、お金にもなる。
資本主義は人類史上最高のゲームかもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年11月23日

・理解することと実行することのあいだには大きな距離がある。
・上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる。
・上がっている株を買う。下がっている株は買わない。
・確かなのは今上がっているという事実。どこまで上がるかなんて誰もわからない。
・(売りのタイミング)2度目の押し目で売ることが多い。...続きを読む
・下がったところで買うとか割安なタイミングで買いたいと考えるのは、そもそも発想として間違っている。
・サラリーマンに損するリスクはない。
・感覚値だが、年に3%以上の利回りを保証するのは、巧妙にリスクがみえにくいスキームになっているか、詐欺のどちらかと思った方がいい。
・相場の本、経済の本などはすべて昔のこと。
・企業の価値を株価が正しく反映していないと考えるよりも、株価子をが答えであり、世の中総意として考える。
・自分に優位性はない。なにかしら他人を出し抜かないと他人から富を奪うことはできない。
・あくまでマーケットにあわせるしかない。
・日本、アメリカ、ヨーロッパのうち、月曜日に最初に市場がひらくのは日本。
・投資家でうまくいっている人ほど、投資以外のお金の使い方は守備寄り(持っているお金の量が力になるから)
・結果よりプロセスとして適切な勝負ができているかのほうが大事。
・割安とか割高とか、将来は業績が伸びるはずとか、そういった要素は自分が勝手に思い込んでいるにすぎない。
・たとえば仮想通貨などの新たな価値が生まれて来れば、自分の持っている資産は自然に薄まっていく。
・富の送料が増え続けているのと並行して、お金の価値は落ち続けている。
・人のプレイスタイルは簡単には変わらない。早い人はいつでお早く、遅い人はいつでも遅い。
・マーケットはリスクを回避する傾向が強いので、あぶないと思われたら必要以上に売られる。
・同じもので値段の差が出てくる場合があるときは、同じプレイヤーが場を冷静に見られていないから。
・AI自身はリスクをとれない。これは車の自動運転が進まないのと同じ。

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Posted by ブクログ 2021年09月23日

相場という不完全な情報ゲームの中で何を考えどのように資産を築き上げたのか?

投資家としての実践してきた考え方はビジネスで成果を出していく思考や行動と結局は同じなのだと感じた。(真似する、素直な心、プロセスを楽しむ、没頭する、考え改善していく、等)

印象に残った部分を以下に記す。

・他人のやり方...続きを読むを真似する→学習する→修正する→結果を出す→再現性を高める

・自分のやり方にこだわらない。良い方法を選ぶ

・素直な心を持つ

・課程を最大限楽しむ

・とことんやり続ける 好き楽しい気持ちを持って

・学習し考え続ける 人よりも多い時間を利用して

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Posted by ブクログ 2021年09月06日

目からウロコ。
上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる。
それはなぜか。
こういうところを突き詰めてきた人生の背景まで記載があり数時間で読破。
早速この選挙相場で爆益。
今までの投資法はやってはいけない事だらけでした。

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Posted by ブクログ 2021年08月14日

ストーリー

230億円稼いだカリスマ投資家が実践する「勝つ思考」。

全世界で15万部突破!!
「生き方がめっちゃ面白い!」
「参考になるけど真似できない、すごすぎて」などなど
平成が生んだ最強の相場師のキャラクターに大反響!!
フォロワー42万人超え(2020年6月現在)の伝説的デイト...続きを読むレーダー初の著書。
230億円稼いだ勝負勘の源泉や「ヘッジは無駄」「不動産投資は罰ゲーム」など
独自の投資哲学を開陳。

ロジック重視の仮説思考で「一撃19億」「一撃40億」を実現してきた話、
「2ちゃんねるで結婚相手を募集」「近くにコンビニがほしくてビルを買う」など
スケールが違う話も多々。

投資をやる方はもちろん、ゲームやギャンブルにも通じる勝負論で、
ビジネスパーソンにも多くの学びがある一冊。

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

面白かった。まさに究極の人だと思った。
ギャンブルを確立の目で見て、勝つのはできそうで、できんし、すごい。

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Posted by ブクログ 2021年01月30日

・上がり続ける株は上がり下がり続ける株はさがる。勝手な予想はしないで上がっているうちはもっておくのが基本
・押し目買いはやってはいけない。押し目待ちに押し目なし。割安なタイミングで買いたいとか考えるのはそもそも発想が間違ってる。同じロジックでナンピンも最悪の買い方。
・重要なのは勝率ではなくてトータ...続きを読むルの損益。
・損しないことではなく大きな損をしないこと。
・年に3パーセント以上の利回りを保証するものは詐欺。
・経済的な知識は目を通す程度。大事なのは今買われてるか売られているか。
・メディアはほんとうにいい加減
・割安という言葉はただの主観
・配当狙いは意味がない。儲からないから。
・不動産投資は罰ゲーム。テナント問題空室問題、大量の事務手続き、経年劣化や修繕。アメリカ国債2%に組んで買った方がよい。
┗ そもそも得意不得意がある。不動産が得意と思ったら良いが、明確に目利きが必要な世界
┗ しかも株と違い、物理的に良いものの数の制限がある。一般人にすごく良い不動産情報が来るわけない

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Posted by ブクログ 2021年01月07日

とにかく読み物としておもしろいです。

株をやっているので、もちろんcisさんのことは知っていましたが、なかなかぶっ飛んだ内容でした。

投資の参考という感じではないかもしれないですが、普通のことやってて莫大な資産を作るというのはやっぱり無理なんだなと感じました。

凡人は凡人なりのやり方でコツコツ...続きを読むいくのがよさそうです。

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Posted by ブクログ 2020年12月02日

投資家の考え方がよくわかる本。
大衆と同じ思考では、勝てないというのを経験例からも説明してくれている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月01日

自分も数十年に渡って様々な投資をやってきたが、サラリーマンをやりながらのデイトレは本当に仕事と投資もどちらも中途半場になってしまい、損ばかりが膨れ上がってしまった。今では長期投資のみのスタンスだが、本書を読むとデイトレを再開したいという気持ちが出てきてしまった。
色々なテクニックがあるとは思うが、最...続きを読む終的には著者が主張する通り「上がっている株を買う。下がっている株は買わない。買った株が下がったら売る。」というパターンをいかに忠実にくり返せるかが最大のポイント。損切も利確も苦手な自分は、やっぱりデイトレには向いていないのかも。


・上がっている株を買う。下がっている株は買わない。買った株が下がったら売る。マーケットの潮目に逆らわずに買う。そして潮目の変わり目をいち早くキャッチする。この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。

・株はそもそも確率のゲームではないのだから、「バランスは取れないのが当然」と思っておいた方がいい。「永遠に上がり続ける株なんてないからいずれ下がるはず」と勝手に考え、いつ反転するかという予想を立ててしまう。

・押し目買いは、下がったところで買おうとするわけだから、逆張りの一種になる。つまり、やってはいけない買い方のひとつ。「押し目待ちに押し目なし」という格言もある。


・勝率は低くても、下がったときにはすぐ損切りすることで、上がった銘柄のうちのいくつかは損失額の10倍、20倍の利益になっていく。トレード効率からすると、こっちのほうが良い結果になりやすい。

・ますいのは、自分の失敗、敗北を認められないこと。ナンピンは失敗しているにもかかわらずロットを増やす(=賭け金を上げる)とい一点でも矛盾している。ここでやるべきなのは、失敗を認めて迅速に撤退すること。

・重要なのは、損をしないことではなく、大きな損をしないこと。大ケガだけはしないようにする、という方針で僕は今の資産を築いた。

・買った株が下がり損切りしたとして、そのあと損切りをあざ笑うかのように上がりだしたとき、上昇株として買うことができるかどうか?ここも大きなポイントになる。
まず、損切りする時点で自分の敗北を認めることになる。買ったのは間違いだったと認めて撤退するわけだ。そのあとで自分が売った値段よりも高い値段で再び買おうというのは「損切りも間違っていた」と、二重に間違いを認めることになる。そこに抵抗を感じてしまう人もいるのではないかし思う。でも僕はそれを気にしない。いつも平気でやっている。一回ごとの売買で勝ち負けを考えていないから抵抗がない。

・僕はこういう経済的な知識には目を通すが、参考ぐらいにしかしない。あくまで重視するのは実際に今買われている株か、売られている株かということだけ。

・日本、アメリカ、ヨーロッパの3つのマーケットのうち、時差の関係から月曜日に最初に市場が開くのは日本。なので週末に世界的な事件が起きると、日本で最初に影響があらわれる。イギリスのEU離脱決定、トランプの勝利など、欧米の政治的な事件があると、まず大きく売られる。そのとき日本では売られすぎる傾向がある。僕の経験からいえば、こういうときは90%は逆張りで買っていい。
逆バターンで、週末にアメリカに好材料が出て、ダウ先物が4OOくらい大きくプラスしているときに日経平均も爆上げしたら、空売りする。だいたいすぐ戻る。

・撲は基本的に長期投資はやらない。明日の株価もわからないで悩んでいるのに、半年後とか1年後、さらには10年後の株価なんて予想できるわけかないと思っているから。どこで見たか忘れたのだけれど、世界の著名アナリスト数百人の長期予想の結果が報じられたことがあり、その結果を見てみると正解率が45~55%を行ったり来たりしていた。それでたしか平均49%くらいだった。コイントスにl%だけ負けるくらい。専門として勉強してきたアナリストでもコイントスと互角ってことは、そこに張るのはそれだけ厳しいということ。

・僕が持っているビルは時価で20~30億円。そこから入ってくる家賃収入は、税引き後で3OOO万円もないくらい1.5%にも満たない。土地の値段は変わらないにしても、建物は経年劣化していく。テナントも思うとおりには入らない。
ピルを買えるほどのお金があるなら、他のことをやったほうがラクだし、お金になると思う。単純にアメリカ国債だっ2~3%もらえる。もうちょいテク二ックを使うなら、潰れる心配がなさそうなアメリカ企業の債券を分散して10個ほど買えばいい。企業の既発債の平均が4%くらい。為替リスクを取りたくないなら年0.1-0.2%で完全ヘッジすることだってできる。

・相場をやっている限り、持っているお金の量が力になる。投資家でうまくいっている人ほど、投資以外のお金の使い方は守備寄り。ー億円稼いだら600万円使っていい、くらいの感じ。1000万円使ったら、使い過ぎに感じる。
タネ銭をなくしたら大きい勝負はできなくなり、大きな勝ち方もできなくなる。僕自身は大きく勝てる勝負を見つけて、できる限り全財産に近い額をぶっこむのがいちぱん効率かいいと思っている。だから値動きの激しい銘柄を狙うし、そこで勝負できるお金を最も大事にしている。

・早い人はいつでも早く、遅い人はいつでも遅い。投資家としては、早い人のほうが適性がある。この早さというのは、頭の良さとは違い、行動を起こす早さ。


・これから50万~1OO万円の予算で相場を始めるなら、最初はIPOのデイトレがいいと思う。IPO銘柄のボラティリティが高いやつを買って、ダメそうならすぐ損切りし、上がっている最中は持っておくスタイルのデイトレがいい。ただデイトレの場合、値動きがヤバそうならすぐ逃げる必要がある。サラリーマンの人が仕事をしながらだと、トイレの個室にこもってスマホをいじる回数が増えてしまうのが難点だ。でも、チャンスはごろごろあるし、すぐ増やせるチャンスがお宝のようにザクザク眠っていると思う。
・それで予算が2OOO万円を超えたら、IPOデイトレに加えて他のこともやる。予算が増えるに従って、増やせるぺースは鈍化する。効率的に年間10倍にしたければ、相当のリスクを取らないと難しい。だけれど、そんなに高い目標を掲げなければ、目標を達成する難易度はそれほど高くはないと思う。

・「情報を集めるようなことはあまりしたくないけれど勝ちたい」という人は、不況時の赤字会社への長期投資をやってみてもいいかもしれない。ギリギリで黒字を保っているような会社はダメで、赤字に転落している会社がいい。そういう会社は好況になると黒字が出て、手の平を返したように株価が上がる可能性が高い。ただし、潰れてしまえばゼロになるので、潰れなそうな会社を狙う。

・会社が赤字になり無配(無配当)になって東証一部から転落すると、ファンドやTOPIX連動型投資信託などの機関投資家が売ってきて、株価は下がる。そのあとで東証一部に上場したり日経225に採用されたりすると、それだけで買われる。紙切れになるリスクを背負って転落会社を買うのは夢がある。

・たぶん世の中の8割以上の人は損してしまうことにすごくストレスを感じるはず。そういう人はサラリーマンでいるのがいいと思う。ちゃんと動いていれぱ毎月必ずプラスになるというのはかなり精神的にいい。僕の場合は、時給効率とか資産効率を最大化したいと思ってしまう。安定した道に効率の最大化は存在しない。

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

結構サラッと読めた

順張りでシンプルなルール
「今ある優位性」に張る

cisさんの思考は完全にゲーマーの突き詰めていく人で考えてやり抜く所がデイトレに生きている
源流はパチンコ、ネットゲーム

ラブライブのお誕生日投資方やダイエーと三菱UFJの相関などの具体的な話はやはり面白い

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

著者の経験と実績に基づく、相場に対峙する上での金言が紹介されている。タイトルにある通り、数100億円レベルの資産を築き、なお勝ち続けことの凄さを理解できた一方で、いわゆる一般読者には現実離れしたエピソードも多く、その点は取捨選択が必要だろう。
幼少期の話やゲーム好き、学生自体のパチプロのことなど、相...続きを読む場が好きということに加えて、おそらく天性のセンスも兼ね備えているのだと感じた。
ただこれだけスケールが違っても、やはり損切りの大切さなどは基本中の基本なのだなと知れたことはプラスであった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月02日

資本主義は人類史上最高のゲームっていう話。

パチンコ、オンラインゲーム、囲碁、ポーカー、麻雀、株取引と基本的に偶然性が高かったり、確率上不利なゲーム以外は好きで嵌ってしまうゲームオタクで、結果も出してるというのはやっぱり好きは上手の元なんだなー、と。


p.14上がり続ける株は上がり、下がり続け...続きを読むる株は下がる。

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Posted by ブクログ 2022年04月17日

勝っているものに投資
損切りはすぐ

基本を忠実にしているなと思いました。ただ、まだ本人ならではのポイントはあると思います。

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Posted by ブクログ 2022年01月02日

逃げ足の速さはピカイチでゲーマーで言えば高橋名人級の生き神様的な投資家cisさんの投資哲学が書かれた本

常にタラレバを妄想してアイデアを考えておくのが大事

この本を読めば投資哲学を学べるしスマホゲームに9000万課金などの有名投資家さんのキャラクターの濃さも楽しめる

ピンチとチャンスは紙一重結...続きを読む果は受け入れるしかない

子供の頃の駄菓子屋のくじ引きから始まりパチンコ麻雀競馬で1000万溶かし投資と初め妻と出会うまでの半生も面白い

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Posted by ブクログ 2021年08月20日

上がっている株を買う、下がっている株を売る。
確率のゲームでも、意外なことは続く。株はもっとバランスが取れないもの。
押し目買いはやらない。逆張りだから。下がったらそこから反転するよりさらに下がる。
目先の利益に走らない。
ナンピンは最悪の手法。
重要なのは、大きな損をしないこと。小さな損はしてもよ...続きを読むい。
損切りした株が上昇したときにまた買えるか=二重に過ちを認めることになる。
1時間後に下がりそうだと思ったら損切り。
暴落のほうがチャンスは大きい。
損するのが怖い、という心理を制御しないと相場で勝てない。
株に適正価格はない=安く買って高く売る、はない。
勝負しているとアドレナリンが出続ける。
大きなロットで売り買いしているだけでお金は減る。
人間の本能は、簡単には攻略できない。

人間の仕組みとして、興奮状態にあるときは、仮の本能でけがをしてもいいように白血球が増える。

経済はゼロサムゲームではない。富の総量は増えている。しかし、新たな価値が生まれるときは既存の価値は毀損されるから、ゼロサムともいえる。富の総量が増えるとお金の価値は減る。

最初はIPO銘柄のデイトレ。ボラが高い銘柄を買ってダメそうならすぐ損切りする。上がっている最中は持っておく。
仮装通貨も同じ。上がっているときに勝って下がってきたら売る。

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Posted by ブクログ 2021年08月02日

著者はレジェンド級の個人投資家の1人CIS氏

昔の2ちゃんねるを知る人なら著者のイメージはコテハンで大量投稿している負け続けている人の印象を持っている人もいるかもしれない。
それが、ある時期を境に自己資産が一気に膨れ上がっていき現在では日経平均を動かせる男ともいわれるほどに。

本書を手に取るとき...続きを読む具体的な投資手法を求めて買うと少し期待外れ感があるかもしれないが、彼の自叙伝として、投資哲学を学ぶために読むと大いに学べるところが多いと思う。

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Posted by ブクログ 2021年01月21日

 著者の人生経験やトレーダー経験が書かれた人生論や投資論といったような本だった。
 トレードで勝てるようになる小手先のテクニックではなく、トレード観や心理面などといった自分のトレードを形成していく上で必要となる知識や経験を知れたり、深められたりするような考えさせられるような本だった。個人的には、トレ...続きを読むードを金の奪い合いのゲーム、トレードを楽しむといったような考え方をしたことがなかったので、新たな発見だった。
 最後に投資をやっていない人でも著者の生き方やギャンブルなど投資以外の部分でも充分に楽しめる内容だったと思う。

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Posted by ブクログ 2021年01月17日

100億円単位の資産を持つ個人投資家の著書。投資の技術的なことではなく、投資論、人生論の本というべきか。著者がゲーマーであり、パチスロの元締めをやっていた経歴など、いろいろ窺わせる記述が興味深い。

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Posted by ブクログ 2021年01月10日

性格があまりにも違いすぎる私にとって真似は出来ないが、
株の知識は身についた

ガチガチのビビリな私
もっと大胆にいきたい

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Posted by ブクログ 2020年12月27日

読んでて面白い。
投資への考え方はもちろん、cisさんの過去や奥様との馴れ初めなど。
投資の素養ってあるんだろうな。ゲーム好き(pc,麻雀含む)に多い印象。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月05日

・デイトレードがベース
・勝ち方は単純。「上がっている株を買う。下がっている株は買わない」。
・ただし、そのシンプルなルールをどこまで徹底できるかが成功の分かれ道
・損益はトータルで考える。そうすれば素早い損切りと、利益が出ている株の保有が可能になる。
・仮説は自分で考える
・速い人はいつでも早く、...続きを読む遅い人はいつでも遅い
・不況時の赤字企業への長期投資はあり

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Posted by ブクログ 2020年11月22日

投資家というよりゲーマー、ギャンブラーですね。
子供のころから凄くて普通の人とは見てるとこが違う感じがしました。

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