【感想・ネタバレ】家をセルフでビルドしたい 大工経験ゼロの俺が3LDK夢のマイホームを6年かけて建てた話のレビュー

あらすじ

一軒家まるごとDIY!
自分の手で自分の家を建てる――これこそ「男のロマン」ではないか!

フリーカメラマンの阪口克氏は、本屋で偶然、ログハウスの本を手にしたことをきっかけに自分で自分の家を建てるという夢にとりつかれます。まずは妻を説得し、その勢いでさっそく土地探し。埼玉・長瀞で288坪の素晴らしい土地を手に入れたものの、実は阪口氏、大工経験はゼロ。貯金をはたいて買った土地を前に途方にくれるばかり。
しかし、このタイミングで待望の娘が誕生。こうなると途方にくれている暇はありません。阪口氏は自らを奮い立たせ、家の設計、電気水道の設置、材木店での材木購入、材木の加工と手さぐりで進んでいきます。
周囲の人たちの力も借りながら2年をかけてなんとか棟上げまでたどりつきますが、素人の工事がそんなにうまくいくはずもなく、ここからはトラブルの連続。屋根の断熱材が強風で何度もとばされて心が折れそうになったり、配管工事の溝掘りを失敗し、雨中の堀り直しで泥だらけになったり、記録的な大雪に見舞われ、完成前なのに家崩壊の危機を迎えたり……。娘はすくすくと成長していきますが、工事は遅々として進まず。いったいいつになったら家族は新居に入れるのか?
家をセルフでビルドしたい、と思い立ってしまったアラフォー大工素人カメラマンが、6年の歳月を費やし、試行錯誤悪戦苦闘の末、ついにマイホームを自力で完成させるまでを綴りました。汗と笑いと涙の建築記であり、家はどうやって作られるのかを知ることができる実用書であり、ひとりの男が夢をかなえる年月を追体験できるノンフィクションです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大工経験ゼロのカメラマンが土地を購入して、セルフビルドで家を建てるまでの記録。具体的な建築方法というよりか、セルフビルドしている際の喜怒哀楽(主に苦労)がリアルで面白い。家族の説得の仕方や素人の資材購入経路などが参考になった。
しかし家を建てたくて読んだが、リアルさに気軽に家建てたいと言えなくなる参考書。

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2019年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

DIYか〜面白そうだな〜と思って読みはじめたが、なんと完成までなんと6年の歳月を要した超一代プロジェクトでした!(素人さんがイチからするのでよく考えたら当然ですね…)。 その間はこれまでのお仕事をストップして、第一子も誕生するという完成へのプレッシャーがずっとかかっている状態… これに乗り出した決断力と、気の遠くなるような作業をやり切った胆力にただただ感服しました。
着工の年に誕生した娘さんが家の完成に近づくほどに成長する姿はとても微笑ましかったし、歳月の流れをリアルに実感できました笑

それにしても志の強い人の周りには不思議と一緒に楽しんでくれる人が集まるものなんだな〜と思ったりもしました。

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2019年08月25日

Posted by ブクログ

出来ることなら私もセフルでビルドしたいよと思い手に取る。
ログハウス的なものかと思ったら、ガチの日本家屋でトイレ風呂はもちろん、下水道もセフルでビルドされているのには恐れ入る。ビルド期間6年とは。
地域の有名大工さんに頼んだ家の実家でも20年経つとガタが来ているが、その後もどうだかは気になるところ。
自分で作るわけではないが、もう少し絵をいれていただけるとイメージがわかり有り難い。私の最近のテーマでもあるが、何か独立していると派生させ面白いコンテンツに出来るので楽しいよな。

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2019年01月04日

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