【感想・ネタバレ】天皇陛下の私生活―1945年の昭和天皇―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

太平洋戦争の敗色濃い昭和20年、大日本帝国の国家元首だった昭和天皇は、どのような日常生活を送っていたのか。正月、空襲警報発令後の宮中祭祀「四方拝」から、終戦時のクーデター未遂、翌年始に発せられた「人間宣言」の署名まで、皇室存亡の危機にあった1年間に焦点を絞り、『昭和天皇実録』をはじめ膨大な資料を読み解き、日々の暮らしや人間関係を鮮やかに甦らせたノンフィクション。(解説・門井慶喜)

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Posted by ブクログ

サブタイトルに「1945年の昭和天皇」と付いているように皇室存亡の危機にあった昭和20年43歳の昭和天皇がどのような日常生活を送っていたのか?を「昭和天皇実録」等の膨大な資料から読み解いた作品。

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2018年07月24日

Posted by ブクログ

『昭和天皇実録』をはじめとする数々の資料から昭和20年の皇居の様子をまとめた本。
皇室の側近たちや建物について事前知識があればもっとわかりやすかったかもしれない。
昭和天皇の天皇としての面と生物学好きの研究家としての面がわかりよかった。天皇ではあるがそれ以前に彼はひとりの人間なわけで…その相克により生まれる苦労は計り知れないが、そのお人柄を知り日本に生まれたことを嬉しく思った。

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2018年10月30日

Posted by ブクログ

昭和20年1月1日から12月31日までの天皇周辺。
描かれ方にばらつきがあるように感じる。
原爆投下前後などがぽっかりと書かれていない。
資料がないのだろうか。

倒幕運動から始まった、「維新」という名の日本の近代化は、第二次世界大戦の終わりにやっと一区切りついたのかなと思う。

藤原氏の摂関政治に始まり、武家社会になって、その後は軍人に支配され、(武)力あるものに名前だけ利用され、意のままにならざる世に歯ぎしりしつつ、よくも天皇家は続いたなあと思う。
文化であり、伝統だ。

そして、昭和はもはや『歴史』になった。

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2018年10月17日

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