あらすじ
「……り……に、毒を」被害者は奇妙な言葉を遺して死んだ。毒物の正体は不明。親戚にあたる星祭家では独特な七夕祭を執り行っており、異様な事件が連続する。《毒草師》御名形史紋らは、京都に乗り込んだ。和歌に織り込まれた言霊を手掛かりに、笹・砂々・金・星の言葉を読み換え見えてくる禍々しい真相、日本人を縛る千三百年の呪。「七夕」に隠された歴史を明察する傑作民俗学ミステリー。(解説・中野信子)
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Posted by ブクログ
毒に関連する情報は少ないが、七夕に関する情報が多く、勉強になる。地名、行事、言葉、神社などにまつわる意味や歴史を知ることができて楽しい。読み物としても気楽に読めて楽しい。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
七夕の歴史は、平安時代の枕草子や唐の詩人、更には
ギリシャ神話や日本の神話まで絡めとって、
えらいこっちゃになってた。
恐るべし黒歴史!
今回もお勉強になりましたが、蘊蓄が多すぎて
たぶん、ほとんど忘れるだろうなぁ~(^◇^;)
西田君も、一度痛い目にあいますが、いつものような
史紋との絡みもなく、メインの出番も少なかったです。
でも、科捜研でもできなかった毒の特定をした史紋も凄いけど
百合さんの毒探知能力がすごかったぁ~
さりげなく史紋に危険を知らせるところがステキ♪