あらすじ
友人・村瀬晴彦の居酒屋が経営難に陥っているのを救うため、親の遺産で物件を購入することにした鈴村明也。立て直しのために経営に乗り出すことになるが、その中で、晴彦の息子が不登校になっていることも相談され、無理矢理ランチをやっていない居酒屋の昼間、空いている空間を利用して、フリースクールを開くことになる。
地域との繋がりを持たせつつ、居酒屋の知名度を上げるため、と仕方なく引き受けるが……。
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Posted by ブクログ
昼はフリースクール、夜は居酒屋をしている飲食店で老若男女が集まり、フリースクールをしている物語だった。
1を教えられたら10を理解するため、授業の内容や同級生の話が面白くなく、学校に行く理由が
わからず不登校になり、不登校中に独学で中学1年の全教科の内容を中学1年の5月ですべて理解してしまった、中学1年生の男の子。
時代的にまともに学校に行けれなかったが、高校卒業の学歴は欲しいと思い、高卒試験に向けて頑張っている84歳のお婆さん。
学校に居場所がなく、オンラインゲームに居場所があったため、昼夜逆転になり不登校になってしまった20歳のお兄さん。
元フィギュアスケート選手だが、思春期に伴う体の変化のせいで思っていた以上に滑れなくなり、練習もままならないため、学校へ行ったがスケートに命を捧げてきたため勉強も分からず、友達もいない為、不登校になってしまった。どうしてもスケートのリンクに上がりたいと摂食障害になってしまった17歳の女子高生。
上記に書いた訳ありの生徒たちが偶然そのフリースクールに集まり、自分のやりたいことや好きなことを見つけ、極め、そして将来に対して考える。
生徒それぞれ一筋縄ではいかなかったが、最終的に1人ひとりが前向きに将来のことを考えて進んでいくところに感動した。