あらすじ
友達作りが苦手な高1の小鳥遊こむぎは、今日もひとりぼっち。落ち込んで食欲もなかった。すると謎の先輩が現れ「あったかいスープをごちそうしてあげる」と強引に調理室へと誘い出す。彼女は料理部部長の菓子先輩。割烹着が似合うお母さんみたいにあったかい人だった。先輩の作る料理に勇気づけられ、徐々に友達が増えていくこむぎ。しかしある時、想像もしなかった先輩の“秘密”を知ってしまい――。みんなを元気にするレシピの裏に潜む、切ない真実を知った時、優しい涙が溢れ出す。
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Posted by ブクログ
娘からのオススメで読んでみた。
確かに、お腹がすいてくる小説!
娘はミネストローネとキーマカレーが食べたいと言っていたけど、私はスコーンと紅茶でティータイムしたくなった。スコーンにはクロテッドクリームとジャムをたっぷりつけて。。。
お話の内容的にも楽しく読めました。
Posted by ブクログ
上手に友達を作れないこむぎの気持ち、分かる。
だから、あの、菓子先輩との出会いに嬉しくなる。
その、菓子先輩にも秘密があるような気配が見えてきて心配になりつつ、優しい展開にほっとする。
おいおしいものって、心を救ってくれるから。
誰かが誰かのために心をこめて作ったのならなおのこと。
こむぎの成長が微笑ましい。
よかったね。
Posted by ブクログ
美味しい料理でみんなが元気になっていく話。その料理を楽しそうに作る菓子先輩が、美味しいと言われてとても嬉しそうにしているのが印象的。そんな菓子先輩にとって、この「秘密」が、本当に辛いものだと実感してしまった。
不器用なこむぎが最初は自分の問題を、その後は大切な人たちの問題を何とかしようとしているのを見て、応援したくなる。
Posted by ブクログ
とにかく美味しそう!お腹が空いてしまう…。
そして菓子先輩好きだなぁ。優しい菓子先輩、だけど、それだけじゃない。だからこそ好き。
弱さや迷いや意地のほろ苦さがあって、最後に優しさが残る。そんなお話だった。
エピローグもとても好き。
Posted by ブクログ
友達が欲しいけれどプライドが高すぎる主人公は
ある日料理部の先輩に捕まった。
連続短編で、欲しかった友人ができたり
ちょっとトラブルがあったり、別の友人ができたり。
何かの話題に食べ物、というのは分かります。
好みであってもなくても、きっかけになるかと。
各話の後でレシピもあったり、で
気になったものは作ってみられて楽しいかも?
色々な意味で先輩がすごかったです。