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Posted by ブクログ
関係のない二つの出来事が、やがてラストで繋がる驚きがあります。完全な、ライム対ウォッチメイカーの対決ではないですが、ライムとウォッチメイカーの会話は天才同士の会話らしく面白いです。
過去作を順番に読んでいた方がたのしめます。
Posted by ブクログ
全てが繋がった。タトゥーの意味と使用した毒はボツリヌス菌だということ。
ウォッチメイカーが立案した計画は捜査員とリンカーンライムに危険が及びそうになる。
色々な事が伏線だった。
やあリンカーンいま、時間はあるかな?
もちろん。君のためならいつでも時間を割くさ。
304ページ引用
当を得た喩えだ。頭の回転の速い相手と久しぶりに話しができて、いい気分転換になったよ、、、ただ、リンカーン、残念ながらそろそろ行かなくてはならない。318ページ引用
Posted by ブクログ
(上巻より)
アメリアの手術がうまくいったのは良かったが、
今度は、砒素を飲まされたロン刑事の復帰が心配。
ああ、それともちろん、ウォッチメーカーの行方も。
そしてライムとウォッチ・メイカーが、
「時計師なる神」という概念について話していた。
機械時計のような複雑なものは、設計者が、時計師が必要であり、
時計以上に複雑な人間を創り出すためには「神」が必要だと。
なぜ、彼らの発想では、創造者が必要なのかがわからない。
自然や生物の複雑さ、精巧さは脅威的だが
それらの発生がなぜ意図的や意識的でないとならないのか。
風が木々の葉を揺らし、雨が集まって川となることに、
理由や意志は必要ない。
Posted by ブクログ
このミス海外編2016年版1位。リンカーン・ライムシリーズ11作目。自分的にはこのシリーズ読むのは3作目。サイコパス系の連続殺人魔の話。犯人が意外な人だったり、実はその筋書き書いてるのが他にいたりして、かなり複雑。連続殺人自体もライムの推理が勝って未然に防げることが多いがたまには間に合わずに殺人が起こってしまったり。不規則なながれで連続ドラマっぽい作りながらマンネリ化しない工夫がある。犯人が次々仕掛けてくるのをライムがあっさり見抜いてテンポ良く進む。あんまりハラハラしすぎず安心して読み進めることができるのだけどちょっと事件が多すぎたり構成が複雑すぎたりでちょっとしんどくなって進みが遅くなった。最後も全然完結してなくって、次の本読まなきゃなんもわかんないやん、てのがちょっとあれ。
あとやっぱり水道を止めさせるために爆弾を仕掛けるのにわざわざ殺人を犯すのは全然意味わかんねー。ありえなさすぎ。普通に爆薬仕掛けて自分で通報すればしまいですやん。