あらすじ
「……鬼やな、俺は」
「まだまだ可愛い鬼ですわ」
関西の狂犬集団・岩城組三代目組長の廉。
伴侶は極悪非道な若頭の九堂だ。
執着心の強い九堂に足を開き身体の奥まで突きあげられながら、日夜溶けあうような快感を味わっている。
ある日、関東勢力の市ノ瀬組から抗争収束の切り札として献上された女が逃亡を謀ったことを知る。
激怒した廉は、九堂と共に市ノ瀬組組長の次郎の元へ乗りこむが――?
龍一郎と竜城も参戦して過熱する東西バトル!!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
廉さんの心が悲鳴を上げているからこそ、颯太くんに出会えたのでしょうか?九堂さんの大きな愛に包まれても悲鳴を上げる廉さんに泣けます。獣であろうとする姿が痛々しく感じてしまうんです。颯太くんに触れたい思いを閉じ込めようとする姿が愛しいんです。
廉さんの極道としての顔を見てしまった颯太くん。その姿に、横顔に魂の叫びを見いだすとは!颯太くんの強さは竜城さん譲りですわね。真の姿、真の心根を見いだすのは、颯太くんが真っ直ぐな証です。
廉さんを昇華させる絵を受け止める廉さんもまた、真っ直ぐなのですわ。
途中途中に各組の愛の営みが、それぞれ個性豊かに書かれていて、むふふーーっ!となりますぅ。ちょっと残念な所もありますが、次郎さんの颯太くんへの優しい大きな愛情の営みが心に染みました。残念なところがじろちゃんらしいですしね!(笑)