あらすじ
誰にでも鷹揚で、誰にも本気にならない。美貌のタトゥー・アーティスト、ガッド。彼に隠された過去とは…?謎めいた刺青師ガッドの性と生、巡り巡る人の輪を描いたシリーズ作品集。
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Gad S'fortunato
fortunato-幸運な
Sfoftunato-不幸な
「求めているうちは、指先にもかすらない」
主人公はタトゥー屋のガッド
いつでも伏目がちな微笑、静かな物腰で流れるようにいきてる
バルコニーにたたずむ姿は、今にも飛びそうにみえる
色んな人に求められるけど、すっとすりぬけて、ほんとうに欲しいものは手に入らないってことを体現している
イタリアが舞台でオノナツメさんのbasso名義の作品
ガッド、自分が男だったら完全にほれてまうやろ
ゲイの話なので無理な人もいると思うが、誰がなんと言おうと大好きな一冊
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bassoさんの漫画は初めて読みましたが、絵柄もさることながら、その雰囲気にひきこまれました。繰り返し読むうちに癖になる不思議な魅力があります!
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amato amaroに収録されてるtatuaggioの刺青師が主人公。
「そうゆう歯車」に組み込まれてしまってるガッドとまわりのひとたちにちょっと泣けて、最後になんとなくほっとする。
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basso作品のなかで一番好きかも知れない。
店で見た瞬間買おうと思った一冊。:-)
ガッドがカッコよすぎると「amato amaro」で既に思ってたんだけど、まさかこうして一冊丸ごとガッドの話が読めるとは…
嬉しすぎるぜ。
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大好きなbassoの新刊。
こちらはいわゆるボーイズラブものなので好き嫌いはあるかと。
期待を裏切らない仕上がり。
「求めているうちは 指先にもかすらない」
グッときた。
冷たく切ない、でもどこか人の温かみを感じる。
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刺青師ガッドの性と生、まさに。BLですらつがいにならないと幸せになれないんじゃ……と病んでいたところだったので胸にくるものがある。そういう歯車……
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人と人との繋がり、出会いは歯車として回っていると考える主人公の刺青師、ガッド。
本誌の中でのガッドの台詞である
それひとつで
単語の意味を真逆にさせる
『幸運な』(フォルトゥナート)を
『不幸な』(スフォルトゥナート)にさせる
何故かその台詞が一番私の中に残っています。
Posted by ブクログ
ガッドはまさに自由の体現。
自分は正反対の人間なのでいつもこういう人格に憧れてるんですけど、絶対にそうなれないからこそ憧れるのかなと思います。友達にこういう雰囲気のひといるなあ~。
ひとつの場所にずっといないというか・・・だから「安心」みたいなものとはかけ離れているんだけど、でもそのこと自体がとてつもない魅力なんです。
オノナツメさん(basso)の漫画読むとイタリア行きたくなりますよねー。
Posted by ブクログ
「求めているうちは、指先にもかすらない」ゲイ寄り。海外系。一度だけだといまいち分からないので再読推奨。basso名義の中で一番ドライに描写されてる作品なのでそのぶんスラスラ読めるけれど、人によってはあまり心に引っかからないところが大きそう。その辺りが好きになれるかどうかかなあ
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「求めているうちは 指先にもかすらない。」
主人公ガッドの人間性がすごく素敵。
中性的なのもあるかもしれないけど、すごく不思議な人。
彼を取り巻いている人間関係が若干読み込みにくいかも。
何度も読むと分かってくるかと思います。
次のBASSO先生のコミックスがいつ出るか分からないけど
次巻にもとても期待してます!!!
Posted by ブクログ
”刺青師ガッドの性と生”
淡々と流れていくガッドの日常が描かれているのですが、とにかく全体的に色気を感じます。個人的にbassoさんはセリフ無しでも読めますねー。コマ一つ一つに引き込まれます。
特定の誰かと、というわけではないのでそういうのが許せない!って方はご注意を。
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いつでも会えるよというけど、求めるものには辿り着かない。切なくて、味のある作品だと思います。「求めているうちは 指先にもかすらない。」まさしく、その通りだなと、納得してしまうからまた切ない。
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そういった空気もあるよね、やるせなし。
やっぱり同性でも下品に思えなくっていいなあ
これっていつだったか短編で読んだ話に繋がっているよね恐らく、
あれはスピンオフ?なのかな。再読しようかな。
Posted by ブクログ
刺青師ガッドの性と生。ていうのが帯タイトルで。オノ・ナツメはbasso名義の時は基本的にゲイ作品なわけで、これもそっちで。繊細に描かれている。というか、彼らは本当に繊細なんだろうなぁ、と思う、男よりも女よりもきっとずっと。(10/7/9)
Posted by ブクログ
表紙の背中が全て物語ってる。
刺青屋のガットは周りから自由でありながら、己に絡み取られてる。
そして周りからの愛されっぷりが半端なくて、そこに甘えてるとこがまたズルい。
そんな男に読者も振り回されるのね。
Posted by ブクログ
著者が気になってたんだけど、手に取ろうか迷っていたところ、新刊が出てたので、いい機会だと購入。
なんか全体的にあっさりしてるけど、雰囲気として透明な空気を感じる。
ドロドロし過ぎず、何か余白を生んでいるのが、読みやすかった。
初めて読んだ時は、キャラの名前が意識の中に定着せず、何度も前のページをめくっちゃいました。