あらすじ
時間が無いのに情報があふれた今、相手へ「伝える」ことはとても困難。それでも記憶に残り、好感を生むメッセージは確かに存在します。それが浜崎さんが手がけるCMの数々。3年連続CM好感度1位、au「三太郎」! 家庭教師のトライ「トライさん」! 日野自動車「ヒノノニトン」! なぜ彼のCMは、たった“15秒”で想いを伝えて愛されるのか? そこには共感を生む仕掛け、名付けて「共感スイッチ」が隠されていた! 誰もが知る桃太郎・金太郎・浦島太郎が予想外の行動を起こす意味とは? トントントントン……つい口ずさむリズムに隠された秘密とは? こんな時代だからこそ、「正しい」より「おもしろい」? “日本一人気のCMディレクター”浜崎氏のノウハウを毎日のコミュニケーションへ変換。友達も上司も恋人も、みんな持ってる「共感スイッチ」。見つけて押せば、もっと伝わる! もっと話せる!
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Posted by ブクログ
8種の共感スイッチ。1面白スイッチ:インパクト。2鳥取スイッチ:ベタ。3次男スイッチ:バランス。4国立大スイッチ:共通理解。5教室スイッチ:記号。6朝ドラスイッチ:反復。7父親スイッチ:信頼。8自分スイッチ:軸。~「制限」があるのを前提に伝えよう!・「正直」の先でしか伝わらない!・「長く」記憶に残る方法も考えよう!・みんな「共感スイッチ」を持っている(だからそれを探そう!)【おもしろ】おもしろいものほど「インパクト」が生まれる・「笑い」は印象に残った証拠!・「おもしろスイッチ」を意識して探せ!・「おもしろい」は疑ってかかれ!・「おもしろい」には価値がある!・「引っかかり」を意識して作る!・その場で生まれる「おもしろい」が最強!・予想外の「おもしろい」を意図的に作る!【鳥取】会話は「ベタ」から初めよ・「全員わかる」を起点に!・味方に伝わらないなら誰にも伝わらない!・常に狙うは〝ど真ん中〟!・反則技の届く範囲はかなり限定的!【次男】人間関係は「バランス」の上で成立する・常に「バランス」を念頭に!・まずは「自分」をチューニング!・想定外のところにまで伝わる可能性を意識する!・繊細なコミュニケーションは「会って」すべし!・「NG」からボーダーを探れ!【国立大】「共通理解」で誰とでも仲良く・とりあえず「やってみよう」!・「知っている」ものは強い!・コミュニケーションに「ショートカット」はない!【教室】たくさんの説明よりひとつの「記号」・子どもが口ずさんでしまうくらいの強い「記号」を探せ!・関心を示してもらうことが、最初の一歩!・「最初」と「最後」に最大限の注意!【朝ドラ】「反復」で好かれる、愛される・「愛着」の後で「好き」になる!・人は見た目が9割(を裏切れ!)・「理解」があっての「愛着」!・「長短」を意識して会話を組み立てる!・人はそこにいるだけで「おもしろい」!【父親】「信頼」があれば大体まとまる・父親のような「信頼感」があっての「意思表示」!・時にとぼけるのも必要!・摩擦はなるべく「最初」に起こせ!【自分】「軸」がズレてはいないか?・予想できる「後悔」なら避ける!・だから「おもしろい」が一番!・「考える」ことを忘れずに!・「じゃんけん強い」と言える人になろう!~1976年生まれのCMディレクターの彼の実家は鳥取にあるんだって。醤油屋の次男に生まれて妹もいる。埼玉大の建築出身。愚直さ。とぼけるのも立派なコミュニケーション。優秀な人ほど物腰が柔らかい。いや勉強になりました!
Posted by ブクログ
au の三太郎や日野自動車のヒノノニトン、家庭教師のトライなど私たちに強く印象に残るCMを数多く手がけるCMディレクターの著者がCM制作の際に注意している共感スイッチについて8つのカテゴリーに分けて解説した一冊。
15秒の間にインパクトのあるものを残すうえで重要になる共感するためのポイントをおもしろ、鳥取、次男など著者のパーソナリティなどにカテゴライズして紹介されていて楽しみながら読むことができてとても勉強になりました。
三太郎シリーズやヒノノニトンなどの生まれた背景を知ることができCM制作の奥深さも感じることができました。
どこか引っかかる違和感をつくることや準備はしながらも余白を残すこと、ベタでありバランスよくつくること、不快感を与えないことや記号を作ること最初と最後に注意することなど15秒足らずのCMを考えるうえで大切としているポイントが数多くあることを本書を読んで強く感じました。
ボツの作品からクライアントの狙いを探ることやとぼけることでコミュニケーションを円滑に図ることや摩擦を起こして妥協のない作品を作ることなどは印象に残りました。
本書で紹介されている8つの共感スイッチは著者が行っているCM制作だけでなく自分の人生においても使えるものだということを読んでいて感じました。
人とのコミュニケーションや何かを伝えたい時本書に書かれているスイッチを使って上手く自分を表現できればと感じる一冊でした。
Posted by ブクログ
人気のCMを連発しているディレクターが、「共感」を生み出す秘訣を8つのスイッチに分類して大公開!
SNSやWebに情報が溢れ、伝える/伝わる時間が細切れになったこのご時世に、どのように「共感」を勝ち取っていくのか。
ちょっとした違和感を仕込んでインパクトを与える、
あえてベタにもっていく、
反復でジワジワと好きになってもらう、
など実例を交えた解説は読みやすくて分かりやすい。
中でも筆者の1番の主張は
最初に生まれる「おもしろい」という感覚を失ってはいけない、
評価は気にせず「おもしろそう」という予感の赴く先に従ってみること、その方が後悔しない、
という部分だと読みました。
結局そこか!と思うと同時に、勇気をもらったり。
ただ、鳥取スイッチや教室スイッチなど、スイッチの名前はピンと来なくて、イマイチ「共感」できませんでした笑
Posted by ブクログ
広告系の人の本はやっぱり右脳といいますか、直感的な内容の本が多く、読み物としてはオモシロイのですが、自分の仕事にすごく役立つかというとそうでもないと毎回思ってしまいます。とはいえ前述のように「読み物として~」の部分でついつい読んでしまいます。