あらすじ
大阪市の中心部をグルリと周って走り続ける、全国でも希有な鉄道路線が大阪環状線。東京の山手線と異なり、さまざまな運転系統が乗り入れるために、よそ者にとってはちょっと複雑、そして鉄道ファンにとっては興味津々。一部区間の歴史は古くても、実は完成は比較的新しく、全通したのは昭和30年代。官民5路線が合体してできたという複雑な歴史の積み重ねが、路線を、駅を、沿線を、面白くしてくれます。乗って、降りて、歩いて楽しめる大阪環状線の本。大阪環状線 全19駅完全案内!
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Posted by ブクログ
「何となく大阪を訪ねる機会に“一寸面白い”と思える訪問先?」ということなら、本書はかなり御薦め出来るように思う。大阪環状線の成立経過は、大阪の鉄道発展の経過と関連が深く、言ってみれば“交通史”である。そして多くの駅の近くで見受けられる様々なモノが挙げられるガイドブックでもある。
非常によく知られているという次元でもない「知る人ぞ知る」に類するかもしれないことを織り込み、“交通史”的な切り口で街の変遷が滲むような内容…大変に結構だ!!