あらすじ
SNSで話題の『54字の物語』、ゾクゾクが加速する「ゾク編」発売! 9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説90話を、あなたに。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆異様に安い物件を見つけた。都心で家賃が月一万円。事故物件ではないらしい。残念だ。仲間が見つかると思ったのに。 ◆私は訪問販売の営業マン。今日は防犯カメラがよく売れる。昨晩寝る間も惜しんで一軒一軒訪問した成果が出たようだ。 ◆ねえねえ、この殺人事件の被害者、俺と同姓同名だよ。珍しい名前なのにこんなこともあるんだなあ。ねえ、聞いてる? ◆囲碁や将棋では全く勝てなくなったが、このゲームでならまだ互角に渡り合える。さすがは人工知能が考えたゲームだ。 ◆昔からあるボロボロの遊園地。なぜか連日大勢の人で賑わっていたが突然閉園。理由は、利用者がいないためだそうだ。……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すこしこわくないっと言ったら嘘になるけど、ゾクゾクするというか不思議な感じがしました。とっても面白かった!ありえそうでありえないそんなお話を読んでみませんか?
Posted by ブクログ
今回も、様々なお話を取り揃えました。それもこわーい話ばっかり!お好きでしょう?怖い話。いえいえ、嘘はいけません、さっきお好きだっていったじゃありませんか。えっ、言ってない?おかしいなぁ、確かに聞こえたのに……。
54字の物語シリーズの別本。こちらも怖い話ばかり集めた一冊となっている。一つ前に読んだ百物語とは違い、お化けや化け物などの話もあったが、現代社会が地球規模で抱える環境問題や人類の今後、現代人の有様などについてなど風刺のような皮肉めいた話が多かった。宇宙人や地球の管理をしている管理者らしきものが、「地球はもう駄目だな」と見放している話などもあり、読んでいて、このままでは本当にこの54字の物語の様になってしまうかもしれないと冷や汗。54字なのに鋭く問題に切り込んでいて、これだけ社会問題を伝えらえるのはやはり素晴らしい。
Posted by ブクログ
前作を読んでいません。
90作もあって、全部名作なんてそもそもありえませんよね。
54字の世界で「そうきたか!」と思わせられたのが10作もあれば上々でしょう。
これだけ「オチ」に特化した話ばかり90作も作るとは、驚きです。
と、いうことは、やはり前作から読んでいる人にはイマイチな一冊になってしまっているのか?
すでにこのジャンルは、もう限界を迎えてしまったのか?…いやいや、短歌や俳句ですらあの文字数で何百年も持ちこたえてるんだから、まだまだ、期待してよいかな。
Posted by ブクログ
54字だけで、よくここまでお話を作ることができるなと感心した。 解説ページを開く前に「どういうことなんだろ?」と考えることで推理的要素があって面白かった
Posted by ブクログ
"今日は親友と森へハイキング。親友はどんどん奥へと進んでゆく。「帰り道はわかるの?」「大丈夫、帰らないからね」"[p.67_第31話 一方通行のハイキング]
2巻目。
そこまで怖い!というものではないけれど。SF寄りも多かったり。