【感想・ネタバレ】マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ アート、アーティスト、そして人生についてのレビュー

あらすじ

1964年にデュシャン宅で行われた伝説のインタビュー、その全貌が初めて公に。終始リラックスした雰囲気で交わされる3つの対話篇は、彼の生き方のまったき新しさを明らかにする。

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Posted by ブクログ

20世紀初めからその時々で変化するマルセル・デュシャンのアートへの態度の変化、あらゆるモノを疑い、あらゆるドグマを拒絶し、自由とユーモアを求めた。
その上で「わたしの言うことを信じちゃあいけませんよ」と食えないことを軽々しく言ったりする。

こんなミステリアスなおじさんいたら誰だって気になる。アート界は彼の言葉に100年近く囚われたまま(?)である。そんなことは本書には載っていないが。

現代アートの思考様式の源流を、デュシャン本人の言葉で辿っているような、自然な口語訳がとても気持ちがよい。

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2021年01月24日

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