【感想・ネタバレ】はんぷくするもののレビュー

あらすじ

毅、30代独身、自営業、資格ナシ――東北沿岸の地・赤街。わずか10畳の仮設の商店で、今日も3,413円のツケをめぐる攻防がはじまる。選考委員激賞!第55回文藝賞受賞作。

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Posted by ブクログ

不安定な精神状態を自覚している。が、本当の意味では理解できない毅に最近の自分がちょっと重なりぞっとしました。

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2023年03月17日

Posted by ブクログ

津波で商店兼生家を流され、プレハブの仮設店舗で母親と商売を始めた三十過ぎの毅。一日数人の客しか来ず赤字経営のそんな店を贔屓にしてやって来る老婆。返す返すと何度約束しても貸した金を返さない男。被災後のそんな索漠とした日常を描いた作品。面白くはないが、心の琴線に触れるなにかがある。

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2019年03月26日

Posted by ブクログ

ストーリーよりも登場人物たちの言葉や考えに惹きこまれ、時に共感できるそんな小説だなぁと。
主人公の考え方や行動も個人的に理解できる部分があり、もう一度読み返したいと思う作品だった。
この小説を読んで人それぞれ感じ方は異なるだろうなと、なんとなく思う。

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2019年01月03日

Posted by ブクログ

文藝賞受賞作。
震災による津波で家屋もろとも流されてしまい、今は高齢の母とプレハブの仮説商店を細々と営む主人公。
商店をおとずれる近隣住民や友人とやりとりしながら、彼の身の回りの日常はやはり細々と淡々と流れ過ぎていく。
ツケをめぐる古木さんとの攻防が地味に面白かった。
文章は読みやすくて上手いと思ったが、文藝賞っぽくもない小説で、何が評価されたのか少し不思議なところ。

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2018年12月27日

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