【感想・ネタバレ】尾かしら付き。 1巻のレビュー

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偏見と差別と

これもふんわりとした作画でちょっと不思議な雰囲気をまとった作品ですが、異質なものをとことん排除したがる日本の「世間」のしょうもなさがかなりハッキリ出ています。
那智さん、ずっとソフトボール部にいるのに日焼けしない自分が……みたいですが、日焼けって火傷ですし、メラニン色素が欠如したアルビノも哺乳類等にはいますので……そんな彼女が知り合った宇都美君、ちょっとした秘密が身体にあるのが作品のミソです。
題名の由来はここから、なのでしょう。
やがて親しくなった2人は交際を始めるものの、悪意を持ったクラスメイトとかが雑魚っぽい動きをしてきて……お2人のカップリングが成立したのも気に食わなかったのでしょうか。
あの身体的特徴、ある種の暗喩でもあり、性的少数派等々、あるいは昔のAIDS禍とかもそうでしょうが、如何様にもとれるように描かれているのも作者の意図でしょう。
自分は差別なんぞしていない、と開き直るボンクラ政治屋の言動なども連想します。
ただ冒頭に結末部分も描かれているので、これから引っ越し後の紆余曲折が出てくるのでしょう。
佐原ミズ氏の作品は、読んでいこうと思います。

#深い #共感する

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2023年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリアスな感じではなく、ふんわりしたファンタジー調。
描かれているのは見た目で判断されることの辛さという
差別に関することではあるけれど
柔らかく温かい描き方なので苦しくなり過ぎずに読めると思う。

先生はじめ親などの大人にはもうちょっと頑張って欲しいところだけれど、
結構大人は頼りにならなくて”常識”で縛られていがちだから
リアルかもしれない。

お姉ちゃんが良いキャラをしていて大好きだ。

0
2021年07月22日

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