【感想・ネタバレ】聖母のレビュー

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Posted by ブクログ

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色々ミスリードしてた。させられたのか。まず、真琴って、女の子やったんかって。警察も犯人は男前提で捜査してたし、剣道してて道義入れ担いで筋トレ代わりにみたいな表現で、男友達とつるんでて女子から人気があって…て、最後の方になって女の子なの?って。そこから最後の数ページですごい巻き返し。そこまでも面白くて一気に読み進めたけど、急に読み進めていた内容が変わって、そういうことだったのか!って。面白かったー満足!

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完全に騙されてしまった...。
狂気的な母親と異常な変質者と刑事の視点で進んで行く物語がこういう形で終息していくのかという驚きとどんでん返しぶりが面白かったです。
真琴という犯人が直ぐに登場し保奈美と真琴の攻防戦のような内容かと思わされました。真琴が殺した男児の指が切り取られたり、性的暴行を行ったりという偽装工作を行ったのは誰なのかという謎やなぜ性器を切り取るのか、なぜそこまでして護りたいのかという謎が物語を盛り上げていてとても面白かったです。そしてその謎の答えを出すかのような形での”あのどんでん返し”が全てを説明していてスッキリしました。
真琴が実は女性という事実が明かされたのが驚きだったのもののそれはまだどんでん返しの序の口でしかなく、保奈美と真琴という母親と殺人者という別々の関係かと思いきや、まさかの親子だったというのはとても驚きmした。あらすじの中にある、「娘」が薫の事だけではなく真琴のことも指していたという二重の意味になっていたのがびっくりでした。
それにしても真琴の本当の動機が分かったときは少し切なかったのと同時に、それを護ろうとする母の保奈美は真琴からすれば全てを覆う”聖母”だったんだなと思いました。
どんでん返しの物語がお好きな方は是非読んでみてください。

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2024年02月23日

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 真琴が女性だということは何となく分かったが、二人の男児を殺した動機や、その後に死体が新たに損壊されていた真相などに騙された。娘のために悪魔になれる母親は一人ではなく二人だった。

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2024年01月09日

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これぞ叙述トリック!
久しぶりにストレートな叙述トリックにきれいに騙された!(カラスの親指も気持ちよかったが、こちらの方がストレートでシンプルなお味)
突拍子もないトンでもトリックもいいけどやっぱり真っ向勝負の叙述が気持ちいい

■性別トリック
基本的に叙述トリック前提で読むと疑いにかかるから真琴の性別はすぐ女性だとわかった
性別トリックって使われることは多いけど、要は使い方と使いどころなんだろうなぁ
比較的分かりやすいトリックの後にどでかい予想外のトリックが入ってくると気持ちよく騙される

■イメージ
最初に出てきた保奈美は神経質で少しやせ形なイメージだったけど、真琴の進路面談に出てきた保奈美は少しふっくらした肝っ玉母ちゃん的なイメージ
身体の特徴は書かれてないけどやっぱり先入観ってすごいな…
これぞ叙述トリックって感じで無理なく騙されてる
個人的には無理矢理感もなく納得できる上に最後に全て繋がる感じが気持ちよかった


かなり前から読みたいリストに入ってたけどやっと読めた!
新しい面白本がどんどんでるから埋もれていってしまう…
たまには昔登録した読みたい本にも手を出さねば!

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2023年12月29日

Posted by ブクログ

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今年読んだ本の中で間違いなくトップに入る面白さでした。
真琴は剣道部で子供が好きな顔が整った男子だとばかり思っていました。急に明かされた女子だったと会うのにも驚きですが、薫の母親だとは思いもしませんでした。
この本が倒叙推理小説であることが読書をハラハラされ面白さを掻き立てますが、何よりすごいのは構成だと思います。保奈美が薫のことを非常に大事にしている描写があってからの不妊治療のお話に入るので読者は完全に騙されました。
聖母というタイトルが似合う素晴らしいミステリーでした。最高です。

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2023年11月03日

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完全に騙された…!!!!ここまで最後まで結末がわからなかったのははじめてかもしれない…。
そもそも真琴は男だと思い込んで読み進めていた。同級生に告白される場面でも疑問に思いこともなく、あらBL?とまで思ってたらまさかの女!!そこからなし崩しに真相が描かれていて本当にどんでん返し、ラストまであっという間に読み終えた。“聖母〃が2人いたとは…。読み終えた後、しばらく放心してしまった
結局犯人は蓼科のまま?それとも…。ここの結末がわからないままなのも新鮮だし、いい意味でモヤモヤ、読み返したい、考察を読み漁りたい、という読書欲がとまらない。
記憶を消して、また一から読み直したい傑作でした。

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2023年10月30日

Posted by ブクログ

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初めて読ませて頂いた作者さん。ラスト20ページからの展開で頭が混乱するほどのどんでん返しが待っていました。
読み終えた後に再度本書のタイトルを見ると、なるほどなと思えるほど、合致していましたね。

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2024年04月25日

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2024.4.20
特に前情報なく読んだので、叙述トリックが含まれていたことに驚き、後半は
「どういうこと?!」という衝撃を抱えたまま読み切った。

全く関係のない子持ち主婦と青年だと思っていたのが
こうつながるのか、、と読後もしてやられた、、と思わずこの評価を書いている。
名前や立ち振舞いや言葉遣いで勝手に男性と決めていたが
しっかり伏線回収もされ、すっきりと読み終えられた。

記憶をなくしてもう一度読みたい、と思える作品。

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2024年04月21日

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ネタバレ

どんでん返しとは知らずびっくり

2人の母親の物語だったのか
真琴を犯した奴にも復讐できたのはよかったな

正直、不妊治療の回想はちょっとしつこいなと思ってたけど(ごめん)何かあるんだろうな〜という気はしてた…
母は強い…

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2024年04月13日

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特に子どものいる女性、母親には共感を得られて刺さるストーリー。
ミステリーではあるが、社会問題も扱っているような側面もあると感じた。
子どもを愛する母親の強さとその一方で、愛しすぎているがゆえの恐ろしさも描かれていて、面白かった。

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

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不妊治療の末に授かった子供を
大事に大事に、行き過ぎな程愛する母親。
自分のエゴを満たすためにではなく
子供を愛するが故の行動だけれど
本当にその子供にとって
それは必要なのか、考えてしまった。

読みながら騙されまいと思ったものの
思い切り騙された。
描いていた情景が変わる驚きを味わえて
楽しかった。

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2023年07月09日

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