【感想・ネタバレ】歌うたいの黒兎 1のレビュー

石井まゆみ

楡屋敷家で働くメイド・森永永森子。通称は黒ウサ。ふだんは仕事をしていないように見えるけれど、お屋敷のひとり息子の叶夢からは絶大な信頼を寄せられている。そのため、屋敷の人々からも一目置かれるようになった黒ウサは、いつだって叶夢坊っちゃまのために、お屋敷を駆け回っているのです…!!

[匿名 · ★★★☆☆]

シリーズ1の方が良かった

シリーズ1の時は面倒臭いと逃げ回るタイプだけど何だかんだしっかりやるし
どこか飄々として浮世離れしているけど芯はしっかりして駄目な物は駄目と言う
そんなクールな主人公にベタベタな坊ちゃん、そのキャラ対比も凄くバランス取れてて良かった

けどシリーズ2だと主人公がやたらアタフタしてるし
坊ちゃん一筋のメイドとかではなく、もはやモンペや姑に近くなってきてて一気に現実味が強く泥臭い
坊ちゃんとの関係も1では坊ちゃんの我がままも飄々といなしたり、さり気なく軌道を修正したりしていたのが
2では年齢に似合わず大人な鋭い坊ちゃんに鈍いメイドがアタフタしてる構図がやたら多い
シリーズ1のドロドロした内容の時ですら、どこかフワフワして浮世離れした雰囲気な所が凄く好きだったからガッカリ


メイドと坊ちゃん、そしてそれを取り巻く周囲の話ではなく
メイドを題材にした恋愛物にシフトチェンジしてるような気がする
そういう話を期待して買った訳ではないので残念

[匿名 · ★★☆☆☆]

前作で終わっても良かった気が…

掲載誌の変化など理由もあるのかなとは思うのですが、新キャラも出てくることは出てくるものの前作で解決したはずの夢摘さんとの話関連で同じような話でモダモダモダモダと黒ウサが悩んで、何かが起きて有耶無耶になって、似たようなことで悩んで、の繰り返しで話を引き延ばしているような感じがあったり、ページとページのつながりがよくわかんないな？シーンの転換がわかりにくいな？と思ったり、慣れないデジタルのせいなのか線の太さが不安定だったりと悲しい仕上がり…。
別に黒ウサさんと旦那さまのラブロマンスとかは必要ないんですが…。