あらすじ
東京駅、新宿駅から武蔵野台地を東西に貫き、八王子、高尾と結ぶ中央線。その沿線は独特の文化を育んできたが、よく考えるとちょっと珍妙に思えることも!? そして、混雑の度合いのすさまじさや、なかなか改良が実現しないもどかしさも、沿線事情にありました。同じオレンジ色の電車が走る青梅線と五日市線も加え、電車のおもしろさ、沿線の不思議なポイントに迫ります。
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Posted by ブクログ
資料として。
中央線に全く縁がないので、知らないことが多くて新鮮だった。
中央線沿いに住んだことないというのは、少しコンプレックスでもある。住んでる友達も多いから。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、吉祥寺あたり。
面白かったもの、印象に残っているもの。
・建設時、鉄道の未来を信じられなくて住民から反対運動おきまくり、青梅街道と甲州街道のちょうど間の原野につくることになった。
・青梅線は石炭運搬のために作られた。
・立川駅の南北問題。駅の建設に協力的だった北側だけ発展してしまった。今は南も開発が進む。
・請願駅での成立を目指した「西豊田駅」実現せず。
・阿佐ヶ谷と高円寺の間に「馬橋駅」作る予定だった。今の馬橋通り。先に手を挙げるも、住民の反対で実現せず。阿佐ヶ谷と高円寺に先を越される。
・高円寺バカ踊りが阿波踊りのはしり。
・中野区役所の犬像は「生類憐みの令」で犬たくさん保護してた一帯だから。なごり。
・御茶ノ水の由来は徳川家が飲むお茶のための湧水。今はない。
・国立の由来は、国分寺と立川駅の頭文字
・昭島は、昭和町と拝島村の合体
Posted by ブクログ
たまたま御書印をもらいに行った八王子の書店(一生堂舘ヶ丘店)で地元本ということで購入。よく見たら國學院案件wだった。監修者は國學院大で講師をしていたとのこと。現在は駿河台大の地域・観光関係の教授のようだ(國大で開設予定の観光まちづくり学部にピッタリ?)。
中央線の東京~高尾間(青梅線、五日市線含む)の鉄道や沿線についてのさまざまが書かれている。もう少し突っ込んでほしいところはあるが、サイズが新書版なのでやむを得ないか。あまり書かれることがないであろう郊外(青梅線など)の歴史が書かれていたりなかなか興味深い記載がある本である。
Posted by ブクログ
新しく東京に越してきた身としては、中央線のぐねぐね具合とかまっすぐ具合が気になっていたが、そんな謎を説明してくれる面白い本だった。
鉄道路線の不思議を読み解くには、やはり歴史を紐解くことが大切なんだなと実感。
Posted by ブクログ
「中央線」ではなく、「中央線“沿線”」というところがみそ。もちろん、中央線そのものの話題も書かれているが、中央線沿線にかかわるお話が、意外に目新しい。