あらすじ
なんだか部下の元気がない。やる気が感じられない。仕事がつらそうに見える。
でも、どう接したらいいのだろう。ただでさえ忙しく、部下のことまで気を回している余裕はほとんどない......。こんな状況で、一体どうマネジメントしたらいいのだろう。
そう頭を悩ませている上司の方へ。安心してください。
“うつうつと元気がなく、モチベーションの低下した部下”を“いきいきと主体的に働いて、成果を上げる部下”に変えることは、 実は少しも難しくありません。
「心の問題」を解決したければ「行動の問題」だけを見る
「部下のケア」をするのではなく「自分のケア」をする
部下に「教える」のではなく「教わりに行く」
このような「逆転の発想」を持つだけで、部下も上司も、健康な心身と高いモチベーションを保ち、いきいきと成果を上げるチームをつくることができます。
本書では、年間1500人以上と面談する産業医が、部下と自分のモチベーションを高め、いきいきと結果を出すリーダーの「逆転の法則」をわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
産業医の視点でメンタルヘルス(セルフケア、ラインケア)を中心に書かれています。
管理職にラインケアが求められていますが、管理職に出来ることは限られています。
気づく・うながす・つなぐ、を基本に。無理に改善しようとしない入り込まない。
それで良いんだと思うと気持ちが楽になりました。
Posted by ブクログ
部下のモチベーションを上げるにはどうすればいいか?部下をどうやったら成長させられるか?など悩む方は多いと思います。
本書はマネージャーの心構えや、シンプルにこれだけやればいいということを明示してくれます。今までこのような教えは受けてこなかったのでとても参考になりました。
部下の心を探る必要はなく、失敗の原因を掘り下げる必要もない。どうすれば良いかは部下に教わるべきだという主張はその通りだと思います。
私もできることを確実にやって行きます。
Posted by ブクログ
「がんばらないほどうまくいく うつうつ部下をいきいき部下に変える世界一シンプルな方法」は、非常に興味深く、実践的なアプローチが紹介された書籍でした。著者の三宅琢氏が産業医として年間1500人以上の面談を通じて得た知見を元に、部下のメンタル不調を改善し、いきいきとしたパフォーマンスを引き出す方法が丁寧に解説されています。
本書の特徴は、ネガティブな要因や原因にフォーカスするのではなく、ポジティブなアプローチに重点を置いている点です。部下のメンタル不調に対して「なぜ?」と追求するのではなく、「どうしたらうまくいくか?」と考えることが重要であることが強調されています。
特に心に残ったのは、「心の問題」を解決するために「行動の問題」にフォーカスするというアプローチです。部下の行動に注目し、その行動を改善することで、自然にメンタルも改善されるという考え方は非常に理にかなっています。
また、セルフケアとラインケアのバランスも重要視されており、管理職としての責任を果たすためには自身のメンテナンスが不可欠であるということも学びました。自らが健康でバランスの取れた状態であることで、部下に対してよりよいサポートができるというのは納得のいく点です。
さらに、部下に対しては「選択肢」を示すことが重要であるという指摘も印象的でした。上司が適切な選択肢を提示し、部下が自主性を持って行動することで、主体性とモチベーションが向上することを理解しました。
本書は、部下のメンタル不調を理解し、成果を上げるための具体的な手法を提供しており、上司としてのマネジメントスキルを向上させたい方にとって価値のある一冊です。シンプルで理解しやすい内容でありながら、部下の健康とパフォーマンスの向上につながる貴重な知識を学ぶことができました。本書のアプローチを取り入れることで、うつうつとした部下をいきいきとした成果を上げるチームに変えることができると確信しています。
Posted by ブクログ
産業医である筆者が伝えるマネジメントの手法
産業医の目線で書かれており、経験にもとづくものなのでしょうか
コーチングの要素もはいっている気がします