あらすじ
王女ティアナは輿入れ直前の従姉妹に頼まれ、七日間の祝宴の間、彼女と入れ替わることを引き受けた。祝宴が終わればそれぞれが本来の自分に戻り、従姉妹は隣国の若き王クラウディオと結婚するのだ。けれど七日目の約束の時刻になっても彼女は現れない。身代わりのまま、ティアナは密かに恋心を抱いていた相手、クラウディオに輿入れすることになって──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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Posted by ブクログ
瓜二つの従姉妹の身代わりとなって隣国に嫁ぐことになったヒロイン。
実はその隣国の若き王に、ヒロインはずっと片思いしていたのだけれど、大好きな二人の結婚を祝わなきゃ…と決意する序盤の時点で切ない。ここからずっとヒロインの甘くも切ない心情が続きます。
大好きな人を騙している後ろめたさ。後ろめたいんだけれど、でもそばにいたいという相反する気持ちで揺れ動くヒロインが切ないです。
そして何より相手の隣国の王クラウディオ。大人の色気とでもいうんでしょうか。王ですから威厳があり、かつ甘くて優しい!饒舌というわけではないんですが、言葉の端々が甘くてとにかくかっこいいです。最近立花先生の本にハマって何冊も読みましたが、一番好きなヒーローです!
Posted by ブクログ
身代わりものはよくありますが、こちらは従姉妹なのに双子のようにそっくりなティアナとロミルダです。
ティアナは自分の想い人のクラウディオが従姉妹のロミルダと結婚すると聞いてショックを受けます。ロミルダはロミルダで、ティアナの兄のダリウスが好きで、最後の思い出とばかり、期間限定でティアナに身代わりを頼みます。当然戻ってこなくて、ティアナはそのままクラウディオの元へ行き、彼に愛されます。
クラウディオは入れ替わっていることを早々に気付いていますが、そうとは知らないティアナは、愛されてはいるけど、これはロミルダへの愛だと思って悩んでます。知ってるなら、もっと早く言ってあげればいいのにってちょっと思いましたが、まあお話にならないんで・・・。
最終的にはロミルダがダリウスといちゃついちゃってるのが原因で、入れ替わりをばらしちゃいますが、そういえばティアナとダリウスは兄妹ですよね。兄妹でいちゃついてたらダメでしょう。(妹とそっくりのロミルダに愛を感じるダリウスが不思議ですが)
ティアナであるのが分かった上でのHシーンは、なかなかよかったです。