【感想・ネタバレ】負けグセ社員たちを「戦う集団」に変えるたった1つの方法のレビュー

あらすじ

「現場の社員の士気が上がらず、社内で営業職を辞めたい人が増えている」「一所懸命やっているが業績は下降するばかりで、突破口が見出せない」「やることが増え、仕事がどんどんやりづらくなっている」……。日本企業全体がこのような共通の問題意識を抱えている、と経営学者の野中郁次郎氏は指摘する。では、どうすれば日本企業が抱える病を払拭できるか。そのヒントは、筆者自身の経験に基づいて書かれた『キリンビール高知支店の奇跡』にあった。筆者は、野中氏の提唱する「知識創造理論」はキリンビール高知支店における取り組みと共通する点が多く、このイノベーション理論こそ、企業が本来の強さを取り戻すために必要だ、と考える。そこで、本書は、『キリンビール高知支店の奇跡』の実践例を「知識創造理論」と照らしながら解説。さらに、誰もが実践可能な方法論を提示する。現場で悪戦苦闘する経営者やミドル・リーダー必読の「組織改革の教科書」。 【本書の主な内容】●まえがき 『キリンビール高知支店の奇跡』とは ●第I部 100戦100勝の「戦う集団」に変える方法 ●序章 弱体化する現場の原因は「本社」にある――ブレイクスルーできるのは自立する「現場」 ●第1章 理念があるから飯が食える――「指示の奴隷」からいかに脱するか ●第2章 戦略は顧客視点で考える――考え抜くリーダーになるためにデータに囚われるな ●第3章 部下の行動スタイルを変え、現場力を高める――「やる気」を引き出す環境整備 ●第4章 本社を味方につけ、活用する――上司と「うまくやっていく」ための秘訣 ●終章 根本が確立されるとうまくいく――ひたすら本質へ向かえ! ※各章末に勝見明氏による解説「知識創造理論による読み解き」を収録 ●第II部 対談 野中郁次郎氏×田村潤 ●おわりに

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

急激な変化の中にある組織・企業の管理職の方にはぜひ読んでいただきたいと思った良書でした。理念と戦略と実行力をどう活かして勝つか、ということが、リアルにわかりました。著者の想いがあるからか、共感しながら読めて非常に読みやすかったです。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

高知支店V字回復を、野中郁次郎氏の知的創造企業のアプローチで解説している本。

個人的には、野中先生推しなので、最初の黄色い新書よりこっちの方が好きだし、アカデミックな解説やフレームワークの紹介があるので、実用的かも。

よかったです。僕はこの本読んで、黄色い新書読んだけどどっちの方がいいのかな。

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2023年05月22日

Posted by ブクログ

理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値

まずは理念を伝えて、あるべき姿を設定する
そのあるべき姿と現実とのギャップを認識し
何をすべき戦略に落とし込む

理念に基づいた行動しているうちに
社員は自律的に動くようになる

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2021年09月16日

Posted by ブクログ

目新しいことは書いていないが、基本に立ち返ることの重要性が繰り返し述べられている。
愚直な基本動作の積み重ねが人や組織を変えていく。

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2018年12月09日

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