あらすじ
作家生活20周年におくる、恋愛小説の最高傑作
「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。恋の妙味を描く珠玉の6篇。20年目のマイルストーン的作品集。谷崎賞受賞作
70歳の今も真っ赤なカマロを走らせるグランマは、ガスステイションで働く孫の志郎の、ままならない恋の行方を静かに見つめる。
ときに甘く、ときにほろ苦い、恋と人生の妙味が詰まった小説6粒。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
口に入れてる間はねっとり甘いんだけど
後味はビターでずっと残り続ける
キャラメルのような恋愛にまつわるお話
肉体労働に携わる男性たちに
すごく敬意を払って描写してあることが
あとがきから分かって素敵
食べ物の描写と人間の描写を
比喩している部分はものすごく生々しくて
鮮明にイメージさせられた
それぞれの短編で感じたことたくさんあったけど
読み直すとまたいろんな発見がありそう
アトリエは最後何が起きたかわからないくらい
衝撃的な展開ですぐに読み返してしまった
どれも好きだった