【感想・ネタバレ】FANTASTIC WORLD (1)のレビュー

あらすじ

【総天然色フルカラー作品】地球内部の冒険奇譚。

「歯ちゃん、世界は美しいねェ。」

地球の内側には、もう一つの文明がありました。

地球の内側はゴムボールのように空洞になっており、その内部世界にはもう一つの文明があった。
一九〇八年に出版されたウィリス・ジョージ・エマーソン著『THE SMOKY GOD or a Voyage to the Inner World』などを参考に、地球空洞説を大胆に取り入れて描かれる、人と人外たちの知られざる因縁と美しき景観。
内部世界『シャンバラ』唯一の人間・ビコと、その友達・歯ちゃんの冒険を通じて明らかになる、その歴史とは。
侵略戦争や、民族紛争、差別や宗教摩擦…地球外皮歴史とリンクするような出来事は、地球の内部でも起こっていた!?

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Posted by ブクログ

本を開けた瞬間から匂いたつインク。まるで映画のようなイントロダクション。イマジネーションの洪水と、あっけからんとしたユーモアと、熾烈で過酷な運命を生きようとする人々の情景が、極彩色の世界地図の上で走りまわる。ヒネくれまくっているようで、ものすごくまっとうな冒険活劇であり、ど直球のエンターテインメントであり、そして最高にイカれたクールなバディ・ムービーだと思う(ここがブレてないから、いいんだよね)。漫画としてももちろん面白いけれど、アニメ映画のDVDを買うつもりでポチると、感覚的にはより近いものがあるかも。
いつか、お父さんの本棚から見つけてしまう、はじめてのコロコロ以外の大人マンガになったりしますように。

1
2016年11月03日

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