【感想・ネタバレ】国宝(上) 青春篇のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月03日

歌舞いてる❓

ってな事で、吉田修一の『国宝 青春編』

ナホミがハゲてるわしに、面白しろ過ぎてハゲるって言うから読んでみた

歌舞伎は観たことも無いんで難しいかなぁと思ってたけど、まるで初めて読む原田マハさんのアートの話の様にスル~と読めてしまう面白さ

歌舞伎俳優のアルアル色恋沙汰や、その道の裏...続きを読む社会との繋がり等有りながら、本家家元の俊介と極道を父に持つ喜久雄の二人が切磋琢磨しながら歌舞いてく姿が堪らなくカッコエエ‼️

歌舞伎、一度は観てみたいな

2023年43冊目

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月05日

面白い!
吉田修一さんの書く作品は本当にキャラクターが魅力的。
ヤクザの跡取り息子だった喜久雄。まだ中学生の時に父親が殺され、歌舞伎の道へ。歌舞伎の世界にのめり込み、芸を磨き、師匠が骨折した際は、御曹司を差し置いて自分が代役に選ばれて大成功する。ここからが転落の一途だ。御曹司は出奔し、師匠は死に、後...続きを読むろ盾を失って実質歌舞伎界を干された喜久雄。
それでも不満を言わずに自分の与えられた役を全力でこなす。
ただ報われない。報われないまま上が終わった。下巻はこれ以上ないどん底から這い上がることを期待する。
ヤクザの息子時代からの徳次、女将さんの幸子、義理の母のマツ。本当に皆魅力的。
個人的には幸子が本当に好き。喜久雄を憎いと思いながらもそれを隠そうとしないものの、ちゃんと喜久雄のお母ちゃん役として世話を焼き続ける。もうカッコ良すぎる。

0

Posted by ブクログ 2023年07月20日

実在するのかと思うぐらい、登場人物の誰もが想像できる。山と木の例え、なるほど。どちらも力は大きいはず。

0

Posted by ブクログ 2023年02月23日

もっと早く読めば良かった。吉田修一さんは元々好きな作家だけど、これが一番面白いな。
歌舞伎の世界はよくわからないけど、全然読み辛くなく、情景描写がこれまた凄くて、本当に映画を劇場で見ているかのようだ。
そもそも伝統の世界、そして物語の背景も昭和の50年代くらいだから、今の歌舞伎の世界とはまた何かが違...続きを読むうのかもしれないが、本当に生きているうちに一度、ちゃんと観てみたいと思った。
まぁそれはともかく、この小説、まだ2月だけど、たぶん今年一番じゃないかな。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月27日

ー鳴り止まぬ喝采、この花道はどこまでも続く

〈あらすじ〉
極道の親を持ち、小さい頃に死に別れ、預けられた先で芸を磨くこととなった喜久雄。あっという間に歌舞伎の世界に魅了され、もっと踊りたい、もっと先へ行きたいと思う喜久雄。十代の頃から、栄光と苦渋のある青年期を経て、それでもまだ高みへ。兄弟同然とし...続きを読むて育った俊介との出会い、別れ、人生の中での紆余曲折があり、歳を重ねる。それでも変わらぬ舞台への熱意。さあ今日も幕があがる。

〈感想〉
すごいものを読んでしまった、、、。というのが背表紙を閉じた後の一番の気持ちです。
まず、独特な語り口調で物語が始まり、読者の私たちは観劇しているような気持ちで喜久雄の人生のページをめくってしまい、全くの未知の世界の歌舞伎にもいつのまにかのめり込んでしまいます。正直、歌舞伎の世界の何たるかが全く分からない人でも面白く読めてしまうのが凄すぎます。
明暗のある、というよりも圧倒的に苦しいことの多かった人生の中で、喜久雄にとって舞うこと芸をすることだけはいつまでも変わらず、こんなにも人は何かに魅せられることがあるのか、と思って羨ましいとは軽々しく言えない程の熱量に恐ろしくもなりました。
そして圧倒的な美。美しさの真髄がここにあるような気がします。

吉野龍田の花紅葉 更科越路の月雪も 夢と覚めては跡もなし

最後の演目と喜久雄とこの詩が信じられないくらいに相まって、言葉にならない気持ちになりました。
激烈なまでの存在感なのに、この人はからっぽなんだ、私たちはそれに魅せられているのか、これは夢なのか、、、。
最後のシーンで、この物語をずっと語り口調で紡いでいたのはもしかして、、、と思ってしまいました。
とにかくすごいものを読んだということです、、。

※上下巻同じ感想です。 

0

Posted by ブクログ 2022年09月27日

司書仲間に勧められ手にした1冊。歌舞伎好きは勿論、そうでない人も是非。
任侠の世界に生まれながら歌舞伎界に没入し、数奇な運命に翻弄されながらも、一心不乱に駆け抜けた主人公の人生。清濁合わせ飲んで流れていく大河のようなこの小説に身を浸してみると、我々の人生も泡沫の流れに浮かぶ儚い命だと思え
る。黒子を...続きを読む被りながら4年間裏方を取材した吉田修一の大作である。

0

Posted by ブクログ 2021年10月06日

今のところ、今年1番面白かった本。
斬新な言葉遣いで、巧みな表現力により、まるで自分がその場面にいるように情景が浮かび上がってきました。講談を聞いてるようとも言えます。
歌舞伎の知識がなくても十分楽しめる大作です。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月12日

吉田修一さんの作品はパークライフ以来かもしれない。
昭和38年、原爆投下被害の経験を受けた者が多くいる長崎の料亭から話は始まる。ヤクザの組長の一人息子である立花喜久雄は、組の新年会で歌舞伎舞踊である『積恋雪関扉』を遊女墨染で舞う。その場には歌舞伎役者二代目半二郎も列席しており、彼の運命が大きく動く(...続きを読む続く)

中学生で背中に彫り物を入れ、タバコを飲み、彼女の家に転がり込み、親友の徳ちゃんは留置所行き。現代の価値観では先が暗くなるように思うが、当時は情報流通が乏しい故にやり直しがきく時代だったのかもしれない。

兄弟の契りを交わした徳ちゃん、長崎から上阪してきた彼女春江、大阪というおおらかな街で出会った多くの人々。喜久雄の明るい青春時代が始まる。

0

Posted by ブクログ 2021年07月30日

本当に面白い。
朝夕の通勤時間だけなのに1週間で読み終えました。
早く下も読みたいです。
オススメです。

0

Posted by ブクログ 2021年01月09日

語り口調が独特で、読むのに少し時間がかかりました。

歌舞伎の世界を書いた本で、歌舞伎がわからなくても、説明があるのですんなり読めます。

その説明も、あまりしつこくなく、すうっと頭の中に入ってくる感じでした。

だんだん俊ぼんにイライラとしてしまった。

0

Posted by ブクログ 2020年10月24日

本作は吉田修一先生の作家生活20周年を記念し、刊行された作品とのことで、初めて本著者の作品を読んでみた。上巻の感想であるが読み応えがあった。

文体が「~でございます。」「~なものでした。」で、少し慣れない丁寧な口語で描写されているため、NHKの朝ドラを思い浮かべながら読み進める。
長崎の任侠ものか...続きを読むと、少しテンションが下がりながらも、作者の経歴を調べてみると、長崎出身であることを知り納得する。(が、長崎はあまり関係がなかった)

「任俠の一門に生まれながら、この世ならざる美貌を持った喜久雄。上方歌舞伎の名門の嫡男として生まれ育った俊介。二人の若き才能は、一門の芸と血統を守り抜こうと舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜けていくが――。長崎から大阪、そして高度成長後の東京へ舞台を移しながら、血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り、数多の歓喜と絶望が、役者たちの芸道に陰影を与え、二人の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。(吉田修一さん新刊「国宝」1万字インタビューより)」

歌舞伎は人生で1度しか足を運んだことがなく、一般的な知識しか持っていない。柳広司先生の「風神雷神」で、宗達の想い人が阿国であった設定で、その時に歴史的なことを少しだけ調べたくらいである。

歌舞伎の起源は、1603(慶長8)年、出雲の阿国による「かぶき踊り」が京都で始められたとされている。
柳先生の「風神雷神」では、この阿国と伊年(後の宗達)が恋愛よりもっと冷めてはいるが、そんな関係になる。そして、阿国が伊年の元を離れている間に遊女歌舞伎が人気となる、というような記載もあった。調べるところによると、歌舞伎の歴史は、阿国、遊女、そして少年が行う若衆歌舞伎を得て、今の成人男性が女形を演じる今の歌舞伎に至ったということを知る。商売(金儲け)を考え出す人の知恵と規制は、いつの時代からもあるのだなぁと感心した。

演目は、江戸時代の歴史的な出来事「時代物」、江戸時代の人々の生活「世話物」、そして、歌や音楽に合わせ踊る「舞踊劇」の3つに大きく分かれ、本作でも出てきているが、『仮名手本忠臣』、『道成寺物』、
『信州川中島合戦』、『勧進帳』、『曽根崎心中』などがある。
本作の中で演目の説明があり、それが参考になる。演目の読み方、ストーリーの説明を知ることができ、本作への興味が広がる。

本作の「丹羽屋」という屋号は、実際にはない。立花喜久雄は父親を殺された後、上方歌舞伎の名門「丹羽屋」の花井半二郎にお世話になる。美貌な容姿と、自身の努力もあり、半二郎の名を継ぐことになる。血族の関係が深い世界に飛び込んだ元任侠の息子。芸能界での栄光を垣間見たのも束の間、落ちた者に対する執拗な弱い者いじめ。成功への道から外れた喜久雄がいかして這い上がっていくのであろうか。

0

Posted by ブクログ 2020年08月13日

凄い作品を
読んでしまったーと。

久しぶりに
登場人物と一緒に
時代を生き抜いた気がしたし

久しぶりに
上下巻一気読みをしてしまったし

久しぶりに
心地良い疲労感に包まれました。

ページを繰る手が
止まりませんでした。

何年かに一度
こんな作品に巡り会えるなら
これ以上の幸せはありません。...続きを読む

吉田修一さん。
どうか長生きしてください。

0

Posted by ブクログ 2020年08月09日

うわ~めちゃくちゃおもしろかった!!
読み始めた途端、一気に小説の世界に引きずり込まれてしまった!
すごい作品!

「俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!」
長崎のヤクザの親分の息子として生まれた立花喜久雄
父親の死、退学、そして縁のあった大阪の人気歌舞伎役者・花井半次郎の元へ
...続きを読む久雄はその美貌と芸を開花させ、半次郎の息子俊介と切磋琢磨する日々…
しかし半次郎の跡継ぎ問題で2人の人生は大きく変わっていく。

失踪した俊介
一方、喜久雄は芸能の世界の壮絶なイジメ、舞台とテレビと映画の世界の変化、そして血族との深い軋轢、歌舞伎役者としての苦悩など…人生が大きく変わっていく。

そんな折、失踪した俊介が見つかり…

文章がちょっと古めかしいドラマの語り口なのもいい!
吉田修一さん、すごすぎる~
読んでると頭の中にドラマがスタートした感じ

時代は舞台からテレビや映画に変遷する頃
この時代に生きた芸能やメディアの混乱がすごい
そして様々な人の思惑も…

も~ページをめくるたびに泣いたり笑ったり
下巻が楽しみすぎる~

0

Posted by ブクログ 2020年06月29日

独特の語り口がぽんぽんと小気味よく、歌舞伎のことを何も知らない私でも、テンポよくすらすら読めました。
裏切りあり、いじめあり、波乱万丈。
毎日、血のにじむような稽古をして、芸事の世界は、儲かるときは、一瞬で、落ちれば、借金の海。
とても、並みの神経ではやっていけない、浮き沈みの激しい世界だと思いまし...続きを読むた。
歌舞伎は一度も観たことがありませんが、歌舞伎を目の前で観ているような気持ちにさせられる文章でもありました。


以下、途中までのストーリー。

1965年、昭和40年。
長崎の任侠一家の跡取り息子の立花喜久雄15歳、権五郎が抗争事件で亡くなって一年後。

父の後妻のマツを郷里に置いて幼なじみの徳次と恋人の春江とともに、大阪の歌舞伎役者の花井半二郎の家に住み込みでやっかいになり、半二郎の一人息子で同い年の大垣俊介と共に歌舞伎の世界に入ります。

二人共、半二郎に女形の才を見出されてその道に進みます。
「俊ぼん」「喜久ちゃん」と呼び合いながら、二人は同じ道を目指していきますが、父の半二郎が交通事故に遭ったとき、半二郎が代役に選んだのは、果たして俊介ではなく、喜久雄でした。

そして俊介は「探さないでください」と置手紙をして。そしていつの間にか、男女の仲になっていた春江も一緒でした。

0

Posted by ブクログ 2020年05月05日

長崎の極道のひとり息子・立花喜久雄。
歌舞伎舞踊の名作を演じた新年会で、敵対する組の急襲を受け父は命を落とす。

喜久雄は大阪へ。
歌舞伎の世界へ身を投じる。

師匠の花井半次郎の厳しき指導を、同じ年の息子俊介とともに受けきっていく。

歌舞伎が好きで好きでたまらなかったから、つらくはなかった。むし...続きを読むろのめり込んでいった。

その半次郎が「白虎」を襲名する際に下した決断から、運命が大きく動き出す。

「本当にもう、博打というか、作家人生賭けてやるくらいのことをやりたくなったんです」と作者が語る渾身の作品。

膨大な資料を徹底的に研究し、実際に黒子となって歌舞伎の舞台裏にいること4年間。

その作品を朗読するのは五代目尾上菊之助。

「まるで映画を見ているかのよう」との作者のコメント通りに、圧倒的な大迫力。

老若男女を語り分け、実際の歌舞伎のシーンでは鳥肌が立つほどの美しさに荘厳さ。

作者にも、朗読者にも、登場人物にも通底するのが「歌舞伎が好きで好きでたまらない」との純粋な情熱。

「言葉の持つ力を感じることができました」(尾上菊之助)

歌舞伎の知識がゼロでも身体中がゾクゾクするように楽しめる。

0

Posted by ブクログ 2020年04月25日

もともと吉田修一に心酔、
溺れていたけど、なおかつその位置を不動のものにした。
前に、上下と一気読みして
今更レビューはかけない。

上巻と、下巻の趣が違った気がする。
やはり吉田修一おそるべし

0

Posted by ブクログ 2020年02月18日

切ない場面の多さに苦しく、泣くシーンが多くなる。演じる場面や展開にまた先を急いで読んでしまい、何度も読み返し、、をしつつ、最後は複雑。でもこれを書きながら、やっぱり納得するというか、、
とにかく一読して欲しい大切な作品。
読んでよかった。

0

Posted by ブクログ 2020年01月13日

少し語り口がいつもと違うので最初違和感があったが、読み進めていくといつもの吉田さん。むしろいつもより乗ってきている吉田さん。おもしろいし、丁寧。

0

Posted by ブクログ 2024年03月05日

祝映画化!

オーディブルにて読む。

九州やくざの親分の息子が、歌舞伎役者として名を成す話。

講談調の語り口がユニーク。
また、本編終了後に、まるで舞台をみているかのような「特別音声編」も収録。
オーディブルで読むのがおすすめの作品と思う。

♫長崎は今日も雨だった/内山田洋とクールファイブ(1...続きを読む969)

0

Posted by ブクログ 2024年02月06日

私の本棚では『怒り(上)』が絶賛中断中の吉田修一さん作品。なんでだか情景がさっぱり入ってこない。
この国宝もおなじく堅苦しい語り口で、「女形の歌舞伎役者」「厳しい下積時代」「元ヤクザの息子」という際立つキャラクターのおかげで喰らい付いていけた。


──俺なんか一本の木やねん。せや、ただの一本の木や...続きを読むから、馬鹿にされたら悔しなんねん。でも、自分が山やったら、木一本馬鹿にされたところで気にもせんやろ─

特異な世界観の中にも共感できるセリフ発見。
ヨガにタダーサナ(山のポーズ)という直立不動の体勢がある。ただ立つだけ。これが難しい。なにせ正解が分かるようで分からない。たまに電車に乗ったとき、吊り革にもつかまらず参考書を読んでいる中学生に出くわしたりすると二度見して驚愕する。こいつ山かと。(何の話)


ところでAudibleでは尾上菊之助さんの朗読!
時おり響きわたるホンモノの口上に目が覚める。(寝とるんかい)一度は生で歌舞伎を見てみたい。まずはアマプラで坂東玉三郎師匠かな。

さあさあ下巻の幕開けでござぁいぃ。

0

Posted by ブクログ 2024年01月07日

歌舞伎を知らない自分でも、読み出したら面白かった。
すらすらと最後まで読める、ドラマを見ているかのような流れでした。
(下)が楽しみです

0

Posted by ブクログ 2023年08月16日

新聞小説として連載されていたもの。
とっていた切り抜きを今更ながら読んで、とはいえ途中までだったので、改めて単行本を手に取った。
極道の家に生まれた少年が、その父を亡くし、とあるご縁で歌舞伎の世界に入っていく。
父の死には秘密もあり、それがどう今後関わっていくのかもちょっと気になる。

0

Posted by ブクログ 2023年01月21日

任侠、戦後の混乱、梨園、テレビ映画お笑いの芸能の時流の移り変わり、興業の世界。。
濃厚な昭和の匂いの中で、ヤクザの後継ぎボンボンが唯一無二の歌舞伎役者になるまでの波瀾万丈な人生の始まりの、10代から30代の青春篇。
歌舞伎役者一家の、血、家柄、血統をめぐる葛藤。
大人の余裕とは違うけど、キツイ現実を...続きを読むあっさり受け入れるギリギリで清濁飲み込む姿がいじらしくて、喜久雄に感情移入してしまって、心穏やかでいられない。面白い!次が気になる! 

0

Posted by ブクログ 2021年01月18日

極道の世界から歌舞伎の世界へ踏み入れることになった青年の成長譚。主人公のキャラクターは全く異なるが、マンガの「落語心中」を彷彿とさせる内容。文体は特徴的だが、戦後復興期、そういう時代もあったのかという気分に浸った。
後編も怒涛の展開のようなので、3人のこれからが気になる。歌舞伎の世界の不文律(血縁、...続きを読む家柄による序列)は一般人では想像できない程の絶対的格差があると知った。主人公(と徳ちゃん)には報われてほしい…
急いで読んでしまったので、もう一度各章に登場する歌舞伎の演目含めて読み返したい。

0

Posted by ブクログ 2021年01月04日

2021.1.03
駅伝ではまさかの駒澤の大逆転

親が極道のボス
喜久夫
父親が殺され歌舞伎の世界へ
とにかく華がある

代々続く歌舞伎の世界の跡取り
俊介
きくちゃんと共にレッスン
そして逃亡からの復活

徳ちゃん
きくちゃん大好き男
調子いいけど真っ直ぐな男


歌舞伎の世界はよく知らないけど...続きを読む
とにかく熱い!!
血筋なのか芸の技術なのか
後半へ続く!!

0

Posted by ブクログ 2024年04月06日

下を読んでいないのでまだなんとも言えないが、初めの任侠部分であれ?となり、その後歌舞伎にシフトしていって読みやすくなったかも。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月20日

ちょいと久々に吉田修一の作品読んでみましたよ、という感じですね。どんな話なんだろうなあ、、、「国宝」というくらいだから、まあ、日本の文化のなんかの話なんだろうなあ、、、と思いながら読みましたが、ほほう。歌舞伎の話なのですね。

上巻を読んだ感想としては、、、うむ。普通、かなあ?というところですね。も...続きを読むちろん、あの吉田修一ですから、当然勿論面白い。うむ。面白いです。ただ、、、ちょっと、吉田修一が好きだからこそ、「あれ?面白いには面白いけど、ちょっと、、、予想ほどは、、、面白くないなあ、、、すまん。初期期待値が高すぎたか」と思ったのも事実。

吉田修一さん、ワガママ言ってすみません。でも、あなたの作品が大好きだからこそ、前期待値では、もっと面白いもんだと思ってしまってました。ゴメンナサイ。いやうん、面白いんですけどね。そこは間違いないんですけどね、、、すみません。もっと、超面白い感じなのだろう、と、勝手に思ってたんだなあ~。期待値90点、結果感想は70点、ってな感じですね。

物語の雰囲気としては、他の吉田さん作品で言いますと、「平成猿蟹合戦図」に近い感じかなあ?と思いました。こう、どシリアスでは、無い感じ。結構ホンワカしてますよね。そのホンワカ感、読み始めて案外早い時点で分かりました。「あ、この物語は、安心して読んでいい作品だ」という感じ。

「悪人」や「怒り」とは、違う方向性の作品ですよね。ちなみに僕は「悪人」や「怒り」の方向性が抜群に大好きなので、どうしても、そっち方面を求めてしまうんだよなあ~。すみませんね。

あと、なんと言いますか、NHKの朝ドラマみたいな安心感、ホンワカ感、ありますよね。うん。読んでて「ああ、朝ドラやなあ~」って思ってましたずっと。個人的に。的外れな感想かもしれませんが、ま、そう思ったのは僕の中での揺るがない真実なのです。

下巻も、基本的には、安心して読むことができそうだなあ、と思っております。ドキドキとかは、しないと思う。安定して安心して読み進めるんだろうな、と思っておりますね。

0

Posted by ブクログ 2021年10月17日

3.3最初は、引き付けられたが、歌舞伎に興味がないので、後半失速した。下からの、主人公の再生に期待する。

0

Posted by ブクログ 2021年03月31日

ナレーションのような語り口調で進む物語。
初めは慣れないなと思いつつ、途中からガッツリ世界観に浸る。
主人公の喜久雄は極道の息子として育ち、その後歌舞伎の世界へ。
歌舞伎は世襲ばかりだと思っていたから、こんな事もあるのかと少し驚く。

飄々としているようで歌舞伎への思いは熱い喜久雄。
頑張れ。這い上...続きを読むがれ。
下巻へ。

0

Posted by ブクログ 2019年08月04日

生まれも育ちも全く異なる2人が、歌舞伎役者を目指す。
良きライバルではあるが、名を継げない跡取りの思いはいかほどか。
かたや、故郷を追われ、名を継いでも苦渋を舐めなくてはならない思いはいかほどか。
この2人がどう成長していくのか下巻が楽しみ。

0

「小説」ランキング