【感想・ネタバレ】鈴の神さまのレビュー

あらすじ

「おれは鈴守じゃ」
東京から電車を乗り継いで七時間、バスに乗り換えてさらに一時間。連翹の花咲く四国の山あいの町で、十四年前、俺は神さまに出会った――。
幼い頃から続けてきたピアノに限界を感じる中学生・冬弥、疎開先で出征した夫との子を宿し心細く終戦の年を迎えた女性・和、芽が出ない俳優業への未練を捨てきれない三十八歳のフリーター・鵜木、七十年前にお祭りで言葉を交わした不思議な少年に思いをはせる美鈴……
小さな神さまとの出会いが、彼らにもたらしたものとは――人気作家が心を込めて描く、温かな涙が溢れる五つの物語。

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ネタバレ 購入済み

感動的

四国の、高野町(愛媛県の山間部かな?)の鈴を守る神様、安那と、彼が、見える人々との話。とても、感動的だった。その社を守って来た有川家や雛田家、14年ぶりに帰った冬弥を、ずっと待っていてくれた安那との再会は、じんとした。何となく、安那の物言いが、おじゃる丸を、彷彿とさせるのも、ご愛敬(笑)久々の星五つ

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2023年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心がほっこり。おじいちゃんが急に亡くなったときは、その後の展開がとても不安でした。でも、神様の時間と人の時間の歩みの違いが、最後に楽しい時をもたらせてくれる。それが、とても嬉しかったです。私も沙耶様に会ってみたいです。
出来れば、冬弥と沙耶様の過ごした夏休みを、読んでみたいです。

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2023年03月29日

ネタバレ 購入済み

連作短編、5篇。物語の主人公達の目の前に姿を現す『鈴の神様』の安那様がめっちゃ可愛いです。他の作品でもそうでしたが、この著者さんの描く無邪気な子ども(人外?が多め)は可愛くて癒されます。そして、安那様(神様)とそれが視える人々の交流も素敵です。どの話も良かったですが、特に1話目と最終話での冬弥と安那様(沙耶)の友情は可愛くも素敵でとても大好きです(冬弥のお爺ちゃん・夏彦さんも好きでした。物語の流れ上仕方ない事かもですが、退場は寂しかったです)。ほっこり、心が温まる1冊でした。

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2021年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鈴の神様はすごく可愛かった。神様に関係する短編集が連なってる感じ。最初と最後が繋がったのは微笑ましく、素敵だった。どちらこというと、日常的でほのぼの読みたい時なのかな?アクションとかファンタジーとか望んでたら違うかも。

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2025年09月29日

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