あらすじ
「1000時間勉強して将来の年収が100万円上がる場合、
勉強の時給は4万円になるよ。
なんでみんなそんなに勉強しないの?」
●東大医学部在学中に司法試験にも一発合格し、英検・数検1級取得や
TV「頭脳王」での優勝など、ありとあらゆる“勉強”のフィールドを制してきた
著者だからこそ伝えられる、<超効率的勉強法>のすべてを初公開!
●「天才」「神脳」と言われる自分も、決して超人的な記憶力や特殊能力があるわけではなく、
ただひたすらに、「勉強の仕方がうまい」だけなのです――。
「はじめに」でそう述べる著者が、成功も失敗も経験した約20年間に、勉強と向き合い続けたなかで
試行錯誤を繰り返して生まれた独自の勉強法や考え方には、
経験に裏打ちされ、磨き上げられた最高のメソッドが詰まっています。
◆ゴールからやるべきことを逆算して、超効率的にタスクをこなす《 逆算勉強法 》。
◆勉強を加速させる 《 できるループ 》 の回し方。
◆《 幸福の最大化理論 》 で複数の物事を両立する方法。
◆勉強の《 大木 》を育てるために知っておくべき、《 幹 》と《 枝葉 》のイメージ。
◆《 具体と抽象 》を行き来して、理解度を加速させる方法。
◆覚えるべきものによって2種類を使い分ける《 語呂合わせ 》のやり方。
……などなど、読めばすぐに試してみたくなるやり方・考え方が盛りだくさん。
シンプルで正当派。だけど、「こんなやり方あったんだ」と思わず目からウロコが落ち、
勉強に対する考え方すら変わること間違いなし。
後悔はさせません。
新時代の学習法の決定版、登場です。
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
アホ高校生の息子のために、今年はこれまで勉強法の本を5,6冊ほど読んできました。テクニック集や体験談、人生論的なものなど、参考になるものは多かったです。
ただ、サラリーマン的な仕事術の観点でいうと、私はこの本が一番だと感じました(こどものために読んだんですがねえ)。
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そのポイントといえば、第0章と第1章で合計80頁を費やした、勉強の意義とモチベーションについて、だと思います。最終的には「やる気が出るんだったら目的なんて何でもいい」というスタンスのようですが、筆者の場合は自らの「幸福の最大化」という観点を意識しつつ、「将来の選択肢が増える」という外発的要因と「ゲーム的に解く面白さ(できるループ)」という内発的要因を、自分なりに工夫してモチベーション維持につなげているように感じました。これが腹落ちしていないと、いつか息切れする・続かないのを見切ったうえでの目標設定です。
当たり前ですが、社会人の仕事にも、その一つ一つのアサインメントには意味があるわけで、その意味が分からないまま走り出すと、大抵途中で意義(何のため?誰のため?)を再度確認することになります。このような意義がキチンと語れない上司や先輩から、ふんわり仕事を受けてしまうと、本当に時間・人生の浪費をしかねません。
勉強も同じです。他人から振られる仕事ではありませんが、自らやる意義を確認しやる気を維持する努力が必要とされます。さもないと、ダレたときに「あーこんなん意味あるのかな」「何のために俺勉強しているんだろ」となるわけですね。ゆえに取り組む前にしっかりと意義を問うということは大切。
普通の若者(というか昔の自分)なら「走ってみれば何かわかるだろ」という見切り発車は多いと思います。でも効率を考えれば、その前に考えることは重要です。
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テクニックについては、社会人的には王道ですが(そしてなかなかできないのですが)、ケツから考えるスケジューリングが挙げられていました。締め切りや期限から考えてそれまでに何をどれだけやるか、というものです。
また、不要な勉強を省くためにも積極的に合格者や先輩の話を聞く、ストレスを感じたら寝る(なお、私が読んだ東大生の勉強本はすべて十分な睡眠がテクニックにありました!!)、アウトプットとインプットのバランスと記憶、各教科の学ぶ意味合いとメリットおよびお勧め学習書、等々が載っていました。これらは、とにかくどうやれば物事を効率的にこなせるか、という観点で書かれています。
気に入ったところからつまみ食い的に使うこともできると思います。
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ということで、理性的で完璧な本だったと思います。完璧すぎて可愛くない笑!! この筆者は、走り出す前に十分全体像を俯瞰し、走る間も自らの姿を鳥瞰しつつアジャストするというスタイルです(ゆえに効率的で無駄がない)。スケジューリングやPDCAといった社会人のお作法的な話が、勉強を題材に語られるという本だったと思います。
従いまして、社会人の勉強・資格取得にも大いに役に立つと思います。もちろん中高生がマネしても有効だと思います。
目標・目的の明確化、その目標・目的に向けたしっかりしたスケジューリング、というこの二点に関して特に優れた勉強本だと思います。大人になってからも必須の技術が学べます。
Posted by ブクログ
単純に河野さんの能力が高いことは間違いないが、正しい努力をすることが、人生の充実には欠かせないことは、共感できる。
また、本質を見抜く力や目的思考は、努力をできる自分を磨き、成果を出す意味では重要で、その点をおさえるには、良い。
各教科や受験対策のページも多く、大人の自分からすると、中高生時代に読めると良かったと感じる。当時の自分がすんなり受け入れたかは疑問が残るが。
Posted by ブクログ
高校受験を控えた姪っ子ちゃんが全然勉強する気がない・・・とのお悩み相談から何か良い本でもないかなと探してみた一冊。
まずは表紙の著者がイケメンなので選んでみた。
中学生女子には刺さるのではないか?
しかしただのイケメンではなかった。
東大医学部在学中に司法試験にも一発合格、英検・数検1級取得やTV「頭脳王」での優勝など・・・
アカン・・・参考にならへん本を選んでしまった・・・
と後悔したものの、読んでみると姪っ子ちゃんにもけっこう良いのではと思えた。
というのも、勉強する目的は俗っぽいものでもOK!というめっぽうプラクティカルなスタンスだったから。
たとえお金目当てでも、たとえモテ目当てでも、結果的に自分にプラスになればOKという考えらしい。
これはリアリスト女子中学生にも効くのではないか??
将来の夢とか、社会のためとか、崇高な理念があるに越したことはないけどなかなか現実的じゃない。
中学生時代にそこまで具体的に目指すものがある子のほうがレアケースだと思う。
実利のために勉強をする、それのどこが悪いの?と正々堂々と言えばいい。
とはいえ、この本にはその続きがあり、俗物的な目的にプラスして大義名分をかざしていくと、きっとそのうち本気でそう思うようになる、的なことが書いてあった。
ほほう〜。
自己洗脳!?
でも確かにそう思い込んでるといつの間にか本気でそう考えるようになるから人間こわい。
脳に勘違いさせた勝ちか?
上記以外にもより具体的な勉強法(逆算勉強法など)も