【感想・ネタバレ】一匹と九十九匹と1のレビュー

あらすじ

失意と疑惑と苦痛と迷い…一体僕達は何によって救われるのか?珠玉のオムニバスシリーズ第一集。
49日間の監禁から解放された少女のその後を描く『海の夜明けから真昼まで』。
硫酸を持ち歩く小人のヤクザ「ピンキー」が夜の街を舞台に活躍する『オーバードーズ』。
その他『ポップロンド』『ガッコーの巣の上で』『How To Go』(前後編)を含む6話を収録。
魂を揺さぶる異端者たちの叙事詩ここに開幕!

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Posted by ブクログ

2話目の「オーバードーズ」のピンキーとチーフの関係性とか、無性に好き!!たった一つの事で一人の人間を疑いなく信じ切る様はBLに通じる。純粋な妄執と言うか、妄愛と言うか、言葉が見つからんが、こう言うのはいい!!自分を騙して男とグルになって金を奪おうとした子持ちの女を、子供に免じて逃がしてやるピンキー。「ふん…別に救ったってわけじゃねぇ。見放しただけだ」物は言いようとは正にこの事だ。
第5話、第6話『HOW TO GO』でまさかのBL。小野塚カホリ的世界観。
かつて果てしなく痛い中二病的精神を持ちながら大人になってしまった人間をあざ笑いながらも愛おしむような感覚を持っている気がする。中二病的痛さと言う面では焦点が絞られているのに、その発展する様は多様性に満ちている。きっと、凄く色んなことを思春期に考え尽した人なんだろうな、と思う。

1
2016年04月18日

Posted by ブクログ

「ユートピアズ」で衝撃を受けて以来、目が離せない。
本作収録作の掲載時は、普段買わない「月スピ!」を探し読み、コミックス化と同時に購入。

ああ、何度読んでも、なんて面白いんだろう。「ユートピアズ」がニヒルでシニカルなユーモアに溢れてたのに比べると、こちらは少し前向きで優しい。安直な表現だけど、奇才

1
2012年04月27日

Posted by ブクログ

良いよ。下手したらこの話達に巻き込まれて、人生を間違えていたかもしれない。読むとしたら小学校高学年、間違いなく人生が変わっていた。と思う。

0
2012年08月05日

Posted by ブクログ

異才・うめざわしゅんの新作短編集です。今回は生きるのにうまくいかない当所人物に救いのある優しい物語がうめざわワールドの中でうまく描きこまれているんですけど、油断して2巻見たらすごいです。救えなすぎ。

1
2012年09月13日

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