あらすじ
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羽生、菅井、中村、藤井!将棋界の1年を1冊に凝縮
1年間の将棋界の動きが分かる、昭和43年から続く日本将棋連盟の定期刊行物です。タイトル戦から主要アマチュア棋戦まで、合計500局以上を収録。八大タイトル戦、竜王戦決勝トーナメント+1組、A級順位戦、王将リーグは全局収録しています。
さらに毎年好評の巻頭特集も充実!今回は以下のような内容となっています。
(1)羽生善治 永世七冠への軌跡
(2)記録部門独占!藤井聡太の1年
(3)新しい波 菅井王位、中村王座インタビュー
(4)糸谷・斎藤が振り返る、全タイトル戦
(5)特別講座 1年間の流行戦法総まとめ
人気の棋士名鑑は健在、また、先後別、戦型別の勝率などのデータも掲載、まさに将棋をあらゆる角度から楽しめる、ファン必携の一冊です。
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Posted by ブクログ
平成30年版将棋年鑑。
1年間の将棋界の動きと棋譜がわかる情報誌ですが、意外な発見も。
タイトル獲得100期まであと1つと迫った羽生先生ですが、名人位は大山18期、中原15期に続く9期だった・・
永世7冠という偉業もあったので、てっきり名人位も棋界最高だと勝手に思っていましたが、今さらですが先人たちの記録も素晴らしいですね。
そして、今回私が掲載されていた棋譜をすべてならべた棋士は佐藤康光のみ、だって毎回佐藤先生しかさせない工夫というかオリジナリティ全開で楽しめるんですから。
また、個人的に面白かった棋譜は、A級順位戦の三浦対稲葉戦、194手という長手数のねじり合いは、深夜に及ぶ激戦で、お互いに終盤に致命的なミスをしてしまいますが、勝ったのはもちろん最後にミスしなかった稲葉8段、AI将棋には見られない人間らしさのでた秀局でした。
この1年の先手勝率は0.525で、戦型は角換わり、矢倉、相掛りが多く指されたようです。
通算勝利の7割越えは、藤井聡太(8割超え)、大橋、近藤誠也、菅井竜也、千田、永瀬、羽生、増田(勝率順)の8人。(女流では里見香奈のみ)
巻末には、各棋戦の棋譜解説者の名前もでており一興です。