あらすじ
100の素朴で深い質問で、今知っておくべき教養が身につく! 数学、物理学、経済学、心理学、哲学、脳科学、天文学……最先端の「知の武器」20分野超を網羅! パリ大学、ボルドー大学、コレージュ・ド・フランスなど、数百年、知を紡いできたフランスの一流科学者が、超わかりやすく解説!
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Posted by ブクログ
原題は、科学に関する100の魅力的な質問。世界の学者が雑学を語るが、この世界規模感をもって「世界一深い」とされたようだが、主張と本質に違和感を感じる人もいそうだ。一問一答。深いと言えば深い。しかし、一つ一つの解は短い。
セルロースを分解吸収するために草食動物は様々な工夫をしている。1つは食糞、もう一つは盲腸、さらに反芻。
脳の可塑性は成人になってからも機能する。3個のボールを使った動作を練習した場合、被験者の脳は腕と視覚を連携させる部分が密になる。ただし練習を止めると密度は徐々に埋まっていく。個人の歴史がそれぞれの脳に刻まれている。軽い不安は学習効果を向上させる。
アインシュタインの脳みそは平均の9割しかない1.35キログラム。今日ではMRIによる脳の断層映像から脳の大きさと知的能力には全く関係ないことが明らかになっている。重要なのは大きさではなくニューロンの接続の質。
Posted by ブクログ
一般相対性理論では時空は4次元。量子力学と両立しない。
素粒子は、いまのところ反粒子を含めて24個。超ひも理論では同じ素粒子が様々な現れ方をしていると考える。
二酸化炭素の排出量は一人当たり0.5トンとすれば気候変動はおこさない。アメリカは一人5.4トン、ほとんど1トン以上。
カント―ルの対角線論法=実数は整数よりもはるかに多い。
整数は偶数と同じだけの数を持っている。
整数と分数の数は等しい。
核融合は早くても22世紀。
新生児の視力は0.05程度。視神経が上手くつながっていないから。
種とは、その集団内では生殖できるが他の集団に属する個体との間では生殖できない集団。
犬はもともと1種類。農業の新種は突然変異。
量子力学ではパラレルワールドが存在する。
グローバルな貿易ではより格差が強まる=ヘクシャーオーリン効果。グローバル化は国家間の格差を縮小するが、国内の格差は拡大する。
0.9999…=1。
0.9999…をxとすると、10X=9.9999=9+X。9X=9
表記の違い。
グレープフルーツは薬の効果を増大するか消してしまう。
昆虫は体中から直接酸素を取り入れる。だから小さくなければ酸素が届かない。大きくなるには肺と心臓が必要になる。
1か2で始まる数字のほうが9より多い=弁フォードの法則。
バタフライ効果=小さな原因で大きな結果=初期値鋭敏性。
相対性理論ではビッグバンの前は考えない。
人種の違いよりも個体の違いのほうが大きい。
ホモサピエンスは最も多様な生物。
乳牛は妊娠中に一番乳を出す。講師を生んでから数週間で再び妊娠する。生まれた子牛は人工乳で育つ。