あらすじ
ブログ初期から活躍する伝説的な人気ブロガーの第1作は、「なんで、あんな奴が評価されるんだ!?」の謎を明かす「錯覚資産」について解説する心理学読み物。「錯覚資産」とは何か? 成功者ではない人はどのようにすれば「錯覚資産」を利用できるようになるのか? 人気ブロガーならではの刺激満載の文章で解説する。
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Posted by ブクログ
・ハロー効果
←ハロー(halo)効果とは、何か一点が優れていると、後光がさして、何もかもが優れて見えちゃうような錯覚のこと。
具体的な数字を用いるハロー効果の射程が長い。
数字というのは、瞬時にハロー効果を生じさせる。そして、印象に残りやすい。
なので具体的な数字が作れそうな案件は、積極的に引き受けた方が得。
公演や本を書くこともハロー効果を作り出すのに効果的。
自分に才能があるか考える時間があったらまずは行動してみることが大事。
成功者は自身の成功を伝えることで自身が得しようとしている。
そんなことを気にしている時間があるなら、一回でも多くのサイコロを振った方が良い。
当たると当たる確率が上がる運ゲーなので、小さく当たりが出るように行動するのが重要。
実力→成果→錯覚資産→環境のサイクル
※錯覚資産作りも、スキルアップもすることが重要
・PV(Page ViewとConversion Rateのバランスが大事)
PVによって他の人の頭に浮かぶ人になることで、チャンスの数も多くなる。
自身が得意であったり、つきたいポジションに近い具体的な話で印象を付けておくことでチャンスが広がる。
Conversion Rateは、実際にお客さんが購入する数のこと。
実力を伸ばすことも大事であるが、PVが10倍になればCVRが10分の1でもコンバージョン数は同じ。
・努力してもプラスにできそうにない時
「自分でやるモード」から「人を使うモード」へ切り替えを行う
アンドリューカーネギー
墓碑には、「己より賢き者を近づける術を知りたる者、ここに眠る。」
Posted by ブクログ
自分のためのメモ
人は錯覚するものなので、抵抗せず錯覚の中でうまく生きる&自分の内面的な判断には錯覚しないように。
錯覚を利用すると成果や成長する環境に恵まれ、結局実力も向上することになる。実力があれば良いと考えるのではなく、錯覚を利用することが重要
脳は過剰に 一貫性、原因、結論を求めてしまい、無意識のうちに書き換えてしまう。以下のバイアスに注意
認知的不協和: 自分の中で矛盾や葛藤があると無意識のうちに矛盾を解消しようと書き換えてしまう。
感情ヒューリスティック: 人は直感的に正しいことを選ぶのが楽だから、好き→正しい→メリット大→リスク小 と独立した事象も頭の中でつなげてしまう
ハロー効果: 一部が優れていたら他も優れていると思ってしまう
一貫して偏ったストーリーを真実と思い込む
難しい問題には簡単な質問に置き換えた答えを使ってしまう
少数の法則: 統計的に優位と言えないごく少数のサンプルのデータを真実と思い込むこと
運を実力と錯覚する: PV. CVRへの投資配分を誤らせるバイアス
後知恵バイアス: 物事が起きてから、自分はそれを予測していたと考える傾向
デフォルト値バイアス
正しいけど複雑な話よりも簡単な一貫性の話が好まれる。上司は好きな部下を有能と勘違いする。有能そうな肩書きで判断する。これらは無意識に起こっているので指摘しても無駄。利用しよう
手に入らないものに価値があるのは耐えられないので、無価値と置き換えてしまいがち。その能力を獲得したり既に持つ他人を利用したり、利用しようと待ち構えていると考えるのが良い
さもなくば、キモくてカネがなく無知で頭が悪く弱く不健康な状態の泥沼にハマってしまう。現実世界におけるプラスの価値自体を否定すると自分が損をする
Posted by ブクログ
錯覚資産を増やすことが人生には得になる。今、傍から見れば仕事ができると思われる人たちも、錯覚資産によってそう思うだけなのかもしれない。
人間は様々なバイアスがかかる生き物。
Posted by ブクログ
要は勘違いさせる力=魅せ方なのかなぁと思った。何かしらの成果を上手く伝えれば、それだけで相手には響くんだとわかった。この本を読んで、著者自身もそれを上手く見せようとしてるのが伝わった。(実際上手く見せられるているかは別だけど…)
Posted by ブクログ
思考は錯覚を起こしている。容姿で下駄を履かせて、他の能力も優れていると思われがち=ハロー効果。
思考の錯覚は自覚できない。
実力があるから、ではなく、実力があると周囲が錯覚するから、よいポジションを手に入れられる。
個々の成功は運次第。運はコントロールできない。
成功が成功の母。
本を書くことは時給換算では割が合わない。しかし錯覚資産の獲得手段としては投資効率が高い。
後知恵バイアス=自覚がないうちに、過去の記憶を書き換える。
世界5分前仮説=世界は5分前に作られた。過去の記憶も含めて5分前に作られた。
自分で物事をコントロールすることは心身を健康にする。運はコントロールできないが、運の運用はコントロールできる。
少数の法則=少ない標本サイズでも仮説を立てたがる。
デフォルト値効果=デフォルトに引きづられやすい。
判断が難しいと直感に引きづられやすい。思考の粘り強さがない人は、思考の錯覚に沈む。
成果を出すと錯覚資産になり環境が変わって実力がつく。環境が変わっても実力がつく。錯覚資産があるだけで成果が出る。
思いつかれる人、になると思わぬチャンスが巡ってくる。幸運を引き当てるゲームは数が多ければ当たる。
成功はじつりょくよりも 運によって決まる。運を引き寄せるには、チャレンジが多いほど良い。
原告の説明と被告の説明、それぞれ一方しか聞かない場合のほうが、一貫しているため、その解釈に自信を持てる。両方聞くと混乱する。人間は一貫している物語に説得力と魅力を感じる。現実は、矛盾だらけで面倒。
どちらの理論も正当だと感じられる。
人間はトレードオフがない世界のほうが快適だから、認知を変更する=認知的不協和を避ける。
人間を啓蒙することで感情ヒューリスティックをなくそうとすることは不毛。自分では公平に判断していると信じているから。
ヒューリスティックとは、複雑な問題に簡単に答えを出す方法。難しい問題は、簡単な問題に置き換えて、簡単に答えを出そうとする。
ハロー効果=一つの属性に引きずられる減少。
少数の法則=少数のデータでも法則性を見出そうとする。
運を実力と錯覚する。
後知恵バイアス。
利用可能性ヒューリスティック=利用可能な情報で胆汁化する。
デフォルト値に引きづられやすい。
一貫して偏ったストーリーは真実だと思い込みやすい。
過剰に一貫性を求め、過剰に原因を求め、過剰に結論を急ぐ。記憶を書き換えて一貫させようとする。