あらすじ
ここは地獄。閻魔さまの隣におわすのは、小野篁候。そして、一匹のパンダ―――「由羅(ゆら)」さま。 ゆらさまは今日も閻魔様を助け、地獄に集まった亡者の裁きに忙しくお過ごしの様子。その一方で気になるのは、部下の新米水先案内人「久摩(くま)」の様子。元気のないくま公が気がかりなゆらさまは、ある日くま公の様子をうかがっていました。すると、彼がのぞいていたのは、此岸(しがん)の世界。あちらに生まれることのできなかったくま公の寂しさを知ったゆらさまは、一つの決意をします。閻魔様の片腕のえらーいぱんだ「ゆら」が、地獄の人々と織り成す心温かまる物語。 表題作『由羅物語』第一話~第伍話を収録。 (作者が、マンガ作品として初めて描いた作品です。)
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新時代のマンガ
世界観と絵のタッチが独特で読んでて感じたことがないような気持ちになれることから読んでいて損はない作品です。
優しい地獄の話
地獄にはあまり似つかわしくないようなパンダのゆら様とくま公。その2人を通して、地獄を柔らかく描いています。
辛いことややるせないことがある世の中ですが、この本を読んで優しい気持ちを取り戻せました。