【感想・ネタバレ】あのひとががんになったら 「通院治療」時代のつながり方のレビュー

あらすじ

およそ二人に一人が“がん”に罹患するといわれる日本。入院から通院へ治療の中心が移るなか、病院で長い時間を過ごすことが多かった患者も、これまで以上に社会へ適応することが求められています。16年に可決した「がん対策基本法改正案」でも、がん患者の就労は「事業主の責務」として明記され、受け入れる側にも対応が迫られました。一方でキャンサー・ソリューションズ代表の桜井さんは、自身の罹患経験から、がんでも働きやすい社会の確立を目指し、活動を続けてきました。そこで桜井さんにお願いして、患者を取り巻く最新事情や、コミュニケーションについてのノウハウをこの一冊に集約。友人や同僚、家族から「がんになった」と聞いて、私たちはどう答える? 自治体や国が、病と闘う社会人のバックアップへ注力を始めた今、職場はそれにどう応える? 家庭に学校、会社はもちろん、社会全体で新しいコミュニケーションが必要とされる今、変えるべきはきっと「意識」です!

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Posted by ブクログ

とってもいい本です。
本人側と、本人を取り巻く側の両方の視点で書かれていて参考になりました。
ガン治療に関わる全ての病院や関係機関に一冊ずつ置いておいてほしいくらい。
ガン患者の会にも入っているので、そこでもおすすめしようと思います。

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2018年06月16日

Posted by ブクログ

筆者自身が乳がん罹患者で、
ちまたにあるような感動ものの体験記ではなく、がんとともに生きていくにはなにが必要か
理性的に書いてあるので、
怖い怖いという気持ちが冷静になって
読んでいて気持ちが落ち着いた。

あとステージ4でも働けるし
がんの患者さんの体調の変化は急激で、
亡くなる直前までは良好な状態を保ちつつ、
亡くなる数日前まで自分の足で歩き、体を動かすことができる

という記述を読んで、
そうだよね、
どんな状態になっても
生きている限り
楽しみを見つけて過ごしていきたいなと思った。


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2023年09月25日

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