【感想・ネタバレ】月のテネメントのレビュー

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Posted by ブクログ

最後はとりはだ立ってうるうるした。月島が舞台ともあって、なんとなく話の方向性は序盤で掴めていた。ただ、ページをめくるたび、残りページが少なくなっていくたびに、月島という舞台を通した作者の大切にしていることがどんどん溢れ出てきて、読んでいる自分も遠くの郷愁に駆られる思いがこみ上げてくる。それは作中に時折補間される物語構想の背景を書き綴ったポエムや、前作「たらちねパラドクス」でも見られた独特なコマ使いが、作品を演出する後ろ盾となっている。
作品のテーマ、作者自身のテーマの表現に用いられるマンガ(4コママンガ)の制約を超えた演出は、従来見知ったマンガに対するイメージを変えるものかもしれない。

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2018年06月24日

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