【感想・ネタバレ】ハル遠カラジのレビュー

あらすじ

たとえそれが、人でなかったとしても。

これでも私は、身のほどはわきまえているつもりである。
武器修理ロボットとして、この世に産まれた命。
本来であればその機能を駆使して人間に貢献することが、機械知性の本懐とも言えるだろう。

しかし、どうもおかしい。
人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの、二人きりの旅路。
自由奔放な彼女から指示されるのは武器修理のみに留まらず、料理に洗濯と雑務ばかり。
「やるじゃねえか、テスタ。今日からメイドロボに転職だな」
全く、笑えない冗談である。
しかしそれでも、ハルは大切な主人であることに違いはない。
残された時を彼女のために捧げることが、私の本望なのである。
AIMD――論理的自己矛盾から生じる、人工知能の機能障害
私の体を蝕む、病の名である。
それは時間と共に知性を侵食し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥るという、人工知能特有の、死に至る病。
命は決して、永遠ではないから。

だから、ハル。
せめて、最後のその時まで、あなたとともに――。
第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞を受賞した『平浦ファミリズム』の遍柳一がおくる、少しだけ未来の地球の、機械と、人と、命の物語。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

孤児のヒロインと保護者代わりのロボットが旅するのは、人類のほとんどが消失したポストアポカリプス世界。
ふたりの関係性も世界観も全部ツボです。すべてがエモくて最高すぎる。

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2023年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人が消えた世界でロボット固有の病気を治すために旅する話。
ロボットのテスタ目線で話が進む、他者との関係性で自己形成をするような内容。

人間は赤ん坊の頃は獣で、後天的な学習で人間になるという話が印象的だった。
AIが子供を育てるのは割と現実的な未来だと思うのだが、AIが育てた人間は果たして人と言えるのだろうかなどと思った。
当然それっぽくはなるんだろうけども。

オーディブルで聴いたのだが、残念ながらトカゲ型(ゴリラ型?)ロボットの全身画像がなかった気がする。
尻尾は分からんでもないが、触手はどこから出てたんだろうなどと思った。

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2026年05月30日

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