【感想・ネタバレ】ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記のレビュー

あらすじ

発達障害を公表した、モデルで俳優の「栗原類」氏(23)の母が、
自身も発達障害と告知されながら、
シングルマザーとして、我が子をどのように育て、
導いてきたかがわかる、感動の手記。

「類が8歳のとき、NYで発達障害だと診断されて、
どんな弱点や苦手があるのか、じっくり観察するところから、
私の発達障害の勉強と理解は始まりました。」(本文より)

類氏の小学1年での留年や、帰国後中学での不登校、高校受験の失敗など、
様々な困難や壁を乗り越えながら、「ネガティブすぎるイケメン」として注目を浴び、
モデル・俳優として歩み始めるようになった現在まで、傍らで常にサポートしてきた。
2016年に発表した類氏の自伝的著書、『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』
(KADOKAWA)は15万部のベストセラーとなった。(2018年5月時点)

本書では、母の泉氏が試行錯誤しながら実践してきた、
ブレない子育てのための「8つのマイルール」を書き下ろした。
発達障害の子育てに限らず、すべての子育てに役立つヒントが満載。

母を誰よりも信頼する息子「類氏」との対談も収録。

<ブレない子育て マイルール>
1、周囲の雑音に振り回されない知識を持つ
2、我が子に今何が必要かじっくり観察する
3、頑張らせることの優先順位を決める
4、子どもと一緒に学ぶ、感動を共有する
5、人生への前向きな姿勢、社会常識・マナーを教える
6、子どもの将来を見すえて教育ヴィジョンを持つ
7、親のエゴをはずして、子どもの意思を尊重する
8、子どもとの約束を守る、言行一致する

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Posted by ブクログ

ネタバレ

視野の広さと、選択する判断の鋭さ、そして潔さというか強い覚悟を感じた。子供を成人するまで育てた人の言葉は説得力があるなと思う。

【学びメモ】
・泉さんの両親の対応は反面教師にした。世間体を気にして本人と向き合わない。塾に通わせたのに受験させないという一貫性の無さ。怒鳴る。言葉遣いが荒い。

・周りから言われる雑音に振り回されないよう、知識を持つ。医学博士の育児書を読む。信頼できる専門家の相談相手を持つ。

・向き不向きでなく、「何なら頑張れそうか」を見つける。

・頑張らせることの優先順位を決める。みんながやっているからという理由で選択しない。勉強よりキャリアを優先する場合もある。

・子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せる。塾ではなく親子の勉強旅行に費用をあてた。

・アメリカでは、子供を下に見るのでなく対等な存在として見る。だから丁寧な言葉で頼むし、感謝や褒める言葉をたくさん使う。

・教えたい行動規範などは繰り返し伝え続ける。学校の先生にも、すぐに変わらないのは承知の上で、要望を伝え続ける。

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2023年01月05日

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