【感想・ネタバレ】「理不尽」が多い人ほど、強くなる。(きずな出版) 心のキャパが広がる63の習慣のレビュー

あらすじ

理不尽なことで凹んでいる人、理不尽なことを乗り越えたい人、理不尽なことで悩んでいる人を応援してあげたい人。そんなあなたに、「理不尽」のチャンスをお伝えします。「理不尽」のチャンスとは、本書のタイトルの通り、「理不尽」なことが多い人ほど、じつは得をする、ということです。理不尽を面白がれる自分になれる! 63の具体例。

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Posted by ブクログ

理不尽を受ける人と受けない人がいるのではなく、理不尽に強い人と弱い人がいるだけということです。理不尽と騒ぐ人はまず常に受け身の状態であるのです。能動的な人はこれはこういうところが面白いよねとその中に面白みを見出していきます。

理解できないものを排除しようとすると、逆にいらっとします。理不尽に強くなるためには理解できないものは理解できないまま背中の中に入れておくことです。今は理解しなくても良いのです。理解できないものもそのうちわかるだろうととっておいた方が良いでしょう。

自分の損より相手の損に気づいてあげよう。自分のデメリットが見えやすく、相手のデメリットは見えにくいのです。相手のデメリットが見えるようになることが大人になっていくと言うことなのです。

理不尽に弱いのは今まで幸せな環境にいたからだ。理不尽に弱い人は今まで理不尽の体験量が少なかったのです。今まで過酷な環境にいた人は、理不尽なことに出会ってもよくあることを生きているだけで御の字と思います。むしろそこに小さな喜びを見いだすことができるのです。純白と言うものはむしろ怪しいものです。小さな幸せに気づいていきましょう。

何かのせいにする人は、自分の努力を怠っていますうまくいっている人をうまくいかない原因にしないことです。

怒りをぶつけることで解決しようとする人は理不尽に弱くなります。理不尽なことに出会った対応の仕方で、その後の事態が好転したり悪化したりすること、それはむやみに怒りを放つかどうかと言うところです。

自分1人で頑張ろうとする人は理不尽に弱くなります。プロに任せれるところは任せて良いのです。

人と悪人がはっきり区別すると、不尽に多くなってしまいます。前と悪が解決する完全懲悪はお子様向きです。芸術の世界では全部悪もありません。清廉潔白な人には逆に人間的な魅力がありません。善人と悪人では分けずにグレーのような人間がいると言うことを忘れずに

不運は目立つので、目立たない幸運より多く感じます。大切なのは目立たない興奮にどれだけ気づけるかと言うところです。不運はスルーしないのに幸運はスルーしがちです。不運をたくさん経験している人の方が幸運にたくさん気づいて幸運をたくさん味わうことができます。

人の勝ち負けにこだわると理不尽に弱くなってしまいます。第三者から見た勝敗は正直言うとどうでもいい世界です。自分との勝負をしましょう。

物質では満足できません。満足が気持ちからです。実は精神的な満足を充足させた方が人生よりよく過ごせます。

わかりやすさを求めるとそこが浅くなります。わかりやすいものほど良しとするのは、社会が文化的に退化しているのです。濃さより深さを見出していきましょう。

仕事を任せてくれないのは任せてもらえるような仕事の仕方をしていないからだ。

理不尽を学んだことは社会の理不尽に強くなる。理不尽だと感じたら、成長の階段に足を1歩かけたということです。理不尽から逃げたら成長は止まってしまいます。子供には理不尽があることを教えていきましょう。

合理性を突き詰めると非合理な人間と付き合うのがしんどくなります。人間は全てが合理的では成り立っていません。あるところでは極めて合理的なことが行われます。例えば、恋愛です。恋愛は合理性では成り立っていません。究極非合理的な動きになるのです。感情で動くからです。

正解は1つだと思い込むと正解のバイヤーになります。小学校の問題は正解が1個でしたが、大人の社会では正解が無限にあります。誰かが褒められたときに自分は気なさされていると感じるのは、褒められる人は1人だと思い込んでしまっているからです。正解と言うものはいっぱいあると考えてみましょう。

理不尽を勉強することで乗り越えられます。凹む暇暇があったら凹んだ分だけ。とにかく勉強しろ。



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2025年02月16日

Posted by ブクログ

まず、大前提として「理不尽は、全員に起こっている」と理解する。
そのうえで“大人のルール”を学び、“思いどおりにいかないこと”を面白がろうとする姿勢を身につける。
そうやって「理不尽」に強くなっていく。
個人的に「精神の問題は、科学で解決する」という考えが好きだな。

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2023年06月01日

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