あらすじ
日本人は人と会えば、頭を下げてお辞儀をする。家に上がるときには靴を玄関に向け、敷居を踏むことなく部屋に入る。電話がかかってくれば「もしもし」と応対する……。
普段は考えもしない自然な仕草や、生活習慣には、ひとつひとつ意味がある。日本人が連綿と受け継いできた文化が、そこには込められている。本書では、日本人の持つしきたりに隠された、忌まわしい、あるいは死の臭いに満ちたエピソードを集めた。
そのバックボーンとなっているのは先祖の「死霊」や、土地の「神」を実在するものと捉え、崇める考えだ。我々が大事にしているしきたりや風習には、陰の歴史が刻まれている。
日常のふとした瞬間にあらわれる異世界を、とくとご覧あれ……。
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Posted by ブクログ
日本の伝統行事や現代でも残る言葉などが、当時の時代背景などを加味しながら説明されている。特に子供に関してのものが多く、当時の子供の死亡率などを考えると何とも言えない気持ちになる。