【感想・ネタバレ】あやかし屋敷で夕食を【イラスト特典付】のレビュー

椎名蓮月 / 38番

両親の別居で、妹と生き別れになっていた大学生の旭。母が亡くなったと知らされ、古い洋館に出向いた彼を待っていたのは、いっぷう変わった住人たちと暮らす妹、有沙だった。しかも、住人たちは人ならざる“あやかし”で『二十歳になったら有沙を食べる』と言う。妹を助けようとする旭だけれど、肝心の有沙は旭を嫌い、あやかしたちと暮らすとかたくなで――。ぎこちない兄妹とあやかしたちが、ごはんを通してつながっていく心温まるファンタジー。

[ブクログ · ★★★★☆]

序盤、読んでいてものすごく苛々させられて、嫌いなタイプの話じゃないのになんでだろうって思ったんだけど。ラストまで読んでから、それって主人公の無意識の押し付けがましさをこっちも感じていたからかな、って後から思った。