あらすじ
今を生きる人、そして100年後の人にも伝えたいという願いをこめたNHKBSプレミアムのインタビュー番組「100年インタビュー」で大反響のあった「アーティスト・小田和正」の放送を電子書籍化。番組を見逃したすべての人、番組に感動した視聴者のために、滅多に聴くことができない小田さんの言葉と幼少時代、学生時代、オフコース時代、そして現在の写真を収録しました。中高一貫の進学校で野球部のキャプテンを務めながら練習中にいつも歌っていたこと。高校の文化祭がオフコースの原点だったこと。医学部志望から建築で大学院まで行った理由。「さよなら」大ヒット秘話。九死に一生を得た自動車事故で変わった人生観。メロディや歌詞のつくり方も語られ、小田さんはずっとずっと純粋に音楽が好きなのだということが伝わってきます。うまくいったなと思うことは、全部、つらい思いをしたあとだった――70歳の節目に語られた小田さんの素顔と音楽への思いがあふれた一冊!
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Posted by ブクログ
丁寧に丁寧に、自分が納得するものを紡いできたアーティストなのだと改めて思う。本当に音楽が好きで、第一線でずっと活躍されている小田さんを尊敬する。バートバカラツクの自伝を読んだ時に、小田さんもおそらく手を抜かない人で、共通してると思ったことを思い出した。過去の自分よりも良いものをつくるー
幼い頃から、音楽作り、人生観も含め、とてもよく話してくれている。2人のオフコース時代に、学校サボってコンサート行こう、と友だちに誘われたけど、行かなかった自分を、しばらく悔いたなあ。折に触れ、歌に、言葉に、私の青春を全て支えてもらった小田さん!すっかりご無沙汰してしまったけれど、読み始めたら、都度都度、思い出が蘇る。
「自分が一番納得していればいいんだから。そう、自分が納得していれば問題ないんだ。」
メンバーの皆さんともう一度、一緒にやってみたいか?の質問に「やらない方がいいでしょう。以前より上にいかないと、おれにとつては意味がないからね」
「楽したものは信用できないつていう、そういうところがあるんだね。逆に、つらい思いをして、とおりすぎてきたものは信用できるっていう。」
NHKの阿部渉さんの質問が的確で、とてもわかりやすかった。