【感想・ネタバレ】やさしく語る 碁の大局観のレビュー

あらすじ

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「やさしく語る」シリーズの第3弾。本書のテーマは「大局観」です。
大局観とは、局面を正しく判断する能力のことで、着手を決める上での指針となるものです。
「小さい石を取ることにこだわり、相手に大場に打たれてしまった」
「自分の弱いところで戦いを仕掛けて、結果ツブレてしまった」
「守るべきところを守らず、結果相手に攻められてしまった」
よくある失敗例で、誰もが経験したことがあると思います。
どこが大きいところか、石の強弱関係はどうか、手を抜ける箇所かどうか。正しい大局観を身につけることで、これらの正解を導いていくことになります。

「大局観」というテーマ自体も珍しいですが、本書の特長は「置碁」を題材としている点です。置碁は常に全体を見て作戦を考える必要があるので、大局観を磨くにはぴったりだと白石七段は言います。

また、白石七段はこうも言っています。
「置碁はうわ手の無理手が原因で、どちらも楽しめず上達にもつながらないケースも多いと感じています。正しい大局観を身につけることで、重要な上達ツールである置碁を楽しんで打てるようになって欲しい」

前作2冊を凌駕する力作。楽しく上達したい、という方は是非手にとってみてください。

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Posted by ブクログ

サラリーマンになってから子供達と一緒に囲碁を始めたが、なかなか上手くなれない。個々の生き死にや、その根拠の有無についてはそれなりに判っても戦い方が未だによく分かってない。

囲碁の考え方・戦い方・大局観というものを優しく教えてくれる本は少ない。

「白はその様な考え方で打っているのね。フムフム」という感じて、打ち方への理解度が上がった様に思う。

ただ、実際に自分が打っている時に、ここに書かれている様な思考が出来るか?はまた別の話なのだろうけれど。こればかり実践で経験を積むしかないのだろう…

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2019年11月15日

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