【感想・ネタバレ】運命屋(サダメヤ)~幸せの代償は過去の思い出~のレビュー

あらすじ

「どんな未来をお望みかしら?」
記憶を代償に未来を変えることのできる魔女、僕は彼女とつながっている……。

「『運命屋(サダメヤ)』に頼めば未来を変えてくれる」
「その対価として過去の記憶を支払う」

そんな都市伝説に導かれて運命屋を営む女主人、千夜子と出会った大学生の慧(さとし)は、彼女の仕事を手伝うことになる。

次々と訪れる依頼人の願いを、記憶を代償にかなえていく千夜子。
彼女には真の目的があり、それには慧が大きくかかわっていた……。

大好評「猫の木」シリーズの著者が描く新たな物語、それは現代ダークミステリー!

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Posted by ブクログ

過去の記憶を代償に未来を変えることができる。
運命屋の噂を聞きつけて、訪れる人は尽きない。
望む未来のために過去の思い出を捨てることは、幸せなのか否か。

未来が願う形になればと思うことはあっても、過去の記憶を消される怖さを想像したことはなくて。
なんとなく日々薄れていく記憶。
それが人為的に行われると思うと、ぞっとしました。
忘れたい記憶だけ消してもらえるなら消してほしいと思うことはあるけど、それもすべて今の自分につながっている。

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2021年05月12日

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