【感想・ネタバレ】愚者と欲界のレヴィアタン(1)のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年07月24日

シンプルにグロい
清水先生をディスる気はないのだが、先生の画力が高かったら、間違いなく、読んでいる最中で吐いていたな、トイレで
しかし、清水先生は画力こそ低くないが、ストーリーで読み手をぶん殴るパワーが桁違いに高い
ある意味、バランスが悪いけれども、その危うさが、読み手の心を揺さぶってくるのは、事実...続きを読むであり現実だ
お決まりの不条理なイジメに、自殺する所まで追い込まれていた、一人の妬みを蓄積させていた、どこにでもいる少年が、悪魔の力を手に入れてしまい、半ば強引に殺し合いの螺旋に乗せられる話
定番と言えば定番だけど、嫌いじゃない
主人公が、残酷な力を嫌悪し、拒絶し、逃げようとしていたのに、自分の心をほんの少しだけ救ってくれた少女を救う為だけに、その一線を越える強さを発揮する、そんな読み手が期待していた展開も外されておらず、ますます、清水先生への好感度が上がる
自分の欲望、弱者が強者に虐げられない世界を作りたい、と向き合った少年は、それを成就するべく、己の手だけでなく、全身も血に沈める覚悟を決めてしまう
少年が友達と共に歩く道は、足の踏み場もないくらいに、血塗れの死体だらけ
それでも、自分で皮を破り捨てた彼は、死んでも、自分の望みは捨てないだろう
果たして、彼らがどこまで壊れていくか、楽しみだな
この台詞を引用に選んだのは、清水幸詩郎って漫画家が見えた気がしたので
力とは、自覚する事で使えるようになる。何も持っていないってコトは、これから、全てを持てる事が出来る可能性を秘めているのだろう
しかし、それだけ、暴走の危険性も孕んでいる。力に善悪はない。使う人間が、自分の立ち位置を把握し、力に飲み込まれないよう、常に集中していなければならない

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