【感想・ネタバレ】西野 ～学内カースト最下位にして異能世界最強の少年～ 6【電子特典付き】のレビュー

ぶんころり / またのんき▼

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。
ブレイクダンス同好会への協力を決めた彼は、ローズやガブリエラ、竹内君を巻き込んでダンス大会に参加。
演目を完遂して同好会の窮地を救ってみせた。
するとその映像が予期せずネット流出、時の人となった彼らは、国内でも指折りのダンスイベントへ参加することに。
一方で二年Ａ組では、竹内君にフラれたことで学内カーストを転がり落ちる松浦さんや、ブレイクダンス同好会に感化されて自撮りのダンス映像をネット公開してしまう委員長など、西野の存在がクラスメイトの在り方を段々と乱してゆくのだが……？
部活動編、待望の解決巻！【電子特典！ 書き下ろし短編付き】

[まへまへ · ★★★★★]

今回も超面白かった。

主人公の西野が活躍したりモテたりすると気分がいい。作り話はやはりこうでなくては。あと、異世界でも転生でもなく、もっともらしいSF考証やそれらしい理屈も何もない、ごくシンプルで純粋なチート、というのも、なんだか潔くて好き。対して、イケメンの人の扱いが凄まじい。作者の人はもしかしたらイケメンに何か恨みでもあるのかと。地文での西野に対する辛口な批評は、自分の黒歴史を思い出したり劣等感で頭がパンパンになってる時とかの自己否定の言葉にちょっと似てる。
所で、挿絵の西野が、最初の方の巻に比べて若干ハンサムっぽくなってるような気がするんだけど。

[ブクログ · ★★★★★]

ガブリエルのツンデレ回。ダンスコンテストの後、動画が勝手にUPされ、お台場の大規模音楽イベントに参加することに。
志水委員長のJK変態スパッツ動画削除騒動、ガブリエルとのアキバデート(クレーンゲーム、ふくろうカフェ、富山ラーメン全部ガブの奢りで)、包丁の松浦の乱入、ガブパパとの対面、ブレイクダンス同好会でのホテルでの食事、そしてガブリエルの告白。
「むこう1半世紀人類の敵になってくれる」
書き下ろしはガブ観点。Web版からちょいちょい細かい変更あり。