【感想・ネタバレ】その悩み、哲学者がすでに答えを出していますのレビュー

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ネタバレ

〈学んだこと、印象に残ったこと〉
・時間を空間的に2次元のように捉え、「たくさん予定を埋める=充実している」と考えるのではなく、もっと自由に時間を使うことで濃密な時間を過ごすことができ、その時間が過去や未来にも繫がる4次元的な時間になることで、自分らしく過ごせる
・お金を得ることを目的にするのではなく、楽しんだ結果、お金という結果も付いてくる
・困難を分割する(ハードルの高いゴールをいきなり目指すのではなく、目指す段階を区切って物事に取り組んでいく)
・人は失う悲しみの方が得られる喜びより2.5倍感じやすい
・選択肢が少なかったり、他人に判断を委ねた方が楽に生きられる
・SNSなどで承認欲求を満たすのではなく、未来に残るような物事など、もっと大きなスケールで承認欲求を満たすことが本当の満足に繫がる

〈全体を通して〉
すべての考え方を日常に照らし合わせて実践できるわけではなさそうだったけれど、多くの先人が悩み、苦しみながらそれぞれ生きやすくなるための考えを巡らせていた事実に勇気をもらった。
さまざまな考え方に触れたことで視野が広がり、もう少し肩の力を抜いて楽な気持ちで日々を過ごせそうだと感じた。

本書の中では苦しみを修行のように捉える考え方が多く登場したが、現代では仕事も苦しみを伴うものではなく、楽しむことが大切という考えも一般的になっているので、現代の哲学者の考え方もぜひ知りたいと感じた。

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2024年05月06日

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現代人が持ちそうな悩みについて、古今東西の哲学者などの思想による解釈を紹介しています。
一つ一つのテーマについてはすごく短くしか説明がないのだけど、もし興味を持ったら、参考図書もそれぞれ紹介されています。

きっとその参考図書はとっても難解なのだろうけれど(^^;、この本の解説は、かなり噛み砕いて、わかりやすくなってます。
いろんな哲学について、広く浅く知ることができます。

現代の悩みにも通じる、ということは、人間って古代から変わらないんですね…。

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2021年08月25日

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自己啓発本的テイストで数多くの哲学者の考えに触れている。さくっと読めて面白かった。さらっと書いてあるので原著を読んでみたくなるし、実際すべての章に推薦図書を載せてくれているのが親切。

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2021年08月18日

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その思考がその悩みを解決するのか…!っていうのが多かった。それが納得できないものもあったけど、哲学者たちが示してきた思考や哲学が、実際の社会や個人に対してこんな風に意味や価値を持つのか、と学ぶことにも繋がった。
興味深いものはやっぱり自分が持っている悩みに近いものだったけど、シンプルに知識増えたし、教養を身につけられた気がする。

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2024年05月20日

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ライトなタイトルなので、色々な相談を哲学のエッセイを使って回答するのかと思えば…。

基本はそうなのだが、質問に対して一人の哲学者の価値体系を用いて詳細に説明がなされていて、結構本格的な哲学の入門書になっている。
ライトに読むつもりだと予想が外れる。
それなりに読みごたえがあってよかった。

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2024年01月07日

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悩みをスッキリ解決してけれる訳では無いが、自分よりずっと頭が良い人々の考えや哲学者及び哲学について知るきっかけになった。デカルトやニーチェ、ダニエルカールマン等々について、彼等の書いた書物を読んでみたくなる。難しいんだろうな…

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2022年01月06日

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「忙しい。時間がない」、「自分を他人と比べて落ちこんでしまう」、「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」、「死ぬのが怖い」など、25の現代人の悩みについて、過去の哲学者が導き出した答えにふれることで、それらの日常の悩みを解決する糸口をみつけるとともに、哲学者がその答えに至ったプロセスをたどりながら、哲学に興味をもち、ふだんの思考の枠をひろげてみるというコンセプトの本。
コンセプトはとても面白いと思ったが、どうしても個々の内容は薄くなってしまっているように感じ、悩みへの回答としても牽強付会感は否めなかった。
ただ、悩みへの回答になっているかということを度外視すれば生き方のヒントにはなる部分は少なくなく、また、古今東西の哲学者の考え方のエッセンスをざっと見るのには有益だと感じた。

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2021年11月27日

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他人の目が気になったり、死にたくなったり、不安になったり、人生にはあらゆる困難があるが、多くの哲学者は今この瞬間に着目している。細かい考え方は異なるが、共通しているのはマインドフルネスの考え方であった。
この本を読んで、今に集中したり、死を意識したりするようになり、前よりも不安が減った気がする。

悩んだ時の助けとして頭に入れておきたいと思った。

哲学の入門として読みやすく、読んでいて気になった哲学者をさらに深掘りしていくのがおすすめかも。

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2021年10月01日

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先達に学ぶ。

印象に残ったもの
アリストテレスの項だったかな
坂東玉三郎氏の言葉
遠くを見ない。明日だけを見る。

困難の分割→小さなゴールを積んでいく
など。たまに見返すと良さそう

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2021年09月12日

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哲学の本は初めてでしたが、読みやすい。一つ一つの悩みが身近なありふれたものなので、ついつい答えやヒントを得るためにページが進む。
哲学って小難しいイメージがあるけど、考え方を与えてくれるものなのね。他のことにも応用できそう。少しスッキリしました。

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2021年08月22日

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[読書]その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 小林昌平(2018)

仕事
自意識・劣等感
人間関係
恋愛・結婚
死・病気

ワニ読。時系列に人物を追っていくのではなく、悩みを出発点にした哲学の本。
娯楽としての哲学はなく、生活に生かせる哲学。おもしろいしためになりました。

「古今東西の偉人にとっても私たちにとっても、悩みというものは人生における「親友」のようなものとして存在します。生きているかぎり、その苦しみからのがれることはできません(・・・)生き延びるために、哲学を活用してまいりましょう」

イエッサ

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2021年07月13日

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2021/05/30
世界史を復習した後に触れる哲学は、より一層おもしろい。

哲学者は、その時代や個人が持つ課題・悩みに立ち向かい、その解決のため思考をめぐらした人々である。彼らが、どのように問題を捉え、どこにボトルネックを見いだし、解決したかは今も尚活用可能なものが多い。

近年、哲学は心理学同様に、様々な学問と結びつき多様化の一途をたどっている。バイオテクノロジーが発展する今日において、“人”とは何か考える必要性が認知されているのではないだろうか。

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2021年05月30日

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ネタバレ

種々の悩みに対する答えを先人たちの哲学とからめて紹介してく形。

その哲学者の入門編のような形。
より深く知りたい場合の推薦図書も提示されていて、その多くを読みたくなってしまった。

注釈が長めで少し読み進めにくさあった。

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2021年03月05日

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東西様々な哲学者、僧侶の思想に少しずつ触れられる本著。項別にオススメの作品を提示する形で構成されており、さらに深く内容を知りたいという人にも取っ掛かりやすいと思います。 ふーん、と思うことから、なるほど!と思うことまで、色々な問題(悩み)に対して、こんな考え方がありますよと示してくれて、何だか心が落ち着く一冊でした。 みんなたくさん悩んでるんだなぁ、と安心?出来るので、日々色んなことに悩んでいる方にオススメです。

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2021年01月17日

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著者の知識の量と論を結びつける力に、舌を巻く。
読みたい本がどんどん増えていく。
「古今東西の偉人にとっても私たちにとっても…生きているかぎり、その(悩みの)苦しみから逃れることはできません。」
人によってはつまらない悩みに思えるかもしれないが、本人はそれが重大なことでもあり、様々な人間が通った道かもしれない。
悩みの打開のための、ある種のスケールとして、偉人達の哲学を学び身に付けるためのきっかけになるような本。
道元の余計な事を考えずひたすら手を動かし自分を忘れる「身心脱落」、そうする事で日々の生活が動く座禅となるという事。普段の雑事を今だからこそ丁寧に取り組みたい。

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2020年06月12日

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ネタバレ

【こんな時によめ】
哲学あんまり知らないからちょっと知りたいな、哲学を普段の日常生活に生かしたいってとき

【心に残った文章】
将来食べていけるかわからない:アリストテレス
「快楽は本来、『活動(エネルゲイア)』にほかならず、それ自身目的(テロス)なのである」
「エネルゲイア的な行為」とは「今、自分にとって楽しく充実しているという状態」がそのまま「すでに成し遂げた成果」になること。
目的を度外視してプロセスにのめりこむことが、「目的達成を優先する思考」が追い求める「良い結果」を、あくまでも結果的に、導いてしまう経験。
A.自分が向いていると心から感じられる作業に全力で打ち込み、充実した手応えを感じながら、毎日を生きている人を世界が放っておくことはない。

緊張してしまう:ブッダ
仏教で最も重要な概念「縁起」
縁起:様々な原因に「縁」りて(寄り集まってきて)、ものごとが「起」こるということ。
つまり、この世間で起きるものごとはすべて「縁起」であって、であればすべてのものごとは「無常」、つまり「実体を持たない、一時的なもの」なのです。
全ては無常だから、プレゼンも終われば過ぎ去っていく。緊張する感情も自分が「自信がない」「ほめられたい」「みとめられたい」など感情的な原因を縁せているだけ。
A.瞑想することで、悩む人から悩みを観察する人になればいい。

思い出したくない過去をフラッシュバックする:ニーチェ
生というものがぐるぐる円環していて、幸せで楽しい体験も、思い出したくもない失敗の体験も、同じように因縁でつなぎ合わされて、めぐりめぐっている。(永劫回帰:原子の種類と数は変わらないのだから、無限の時間の中でものごとは繰り返される。歴史には進歩や前進はなくただ変化するだけ。)
振れ幅の大きい人生こそ愛し、楽しめ。

カーネルマン
人間は「利益についてはより確実な方を選ぶ傾向があり、損失についてはリスクをとってギャンブル的な選択肢を選ぶ傾向がある」ということを実験で見つけた。
損失は利益を得る喜びの2.25倍苦しみを強く感じる。
「選択の心理学」アイエンガ―:人は選択肢が多いと、選ぶこと自体を放棄してしまう傾向がある。

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2020年05月17日

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ネタバレ

世の中には一流のビジネスマンや経営者、作家などによって書かれた、人が抱く様々な悩み(例えばお金持ちになりたい、嫌いな上司がいる、やりたいことがないなど)に答える自己啓発書やビジネス書があるが、それらの悩みに対し歴史上の哲学者・思想家が答えるというコンセプトの本は本書だけであろう。一流の人たちが書いた自己啓発書を読むのも良いが、たまにはこういった哲学者・思想家という人類の悩みや叡智について深く考え続けた者達が悩みに答えるというような本を読むのも良いだろう。

本書は26人の哲学者・思想家達が私たちが抱く様々な悩みに対しどのような考え・答えを出しているかをまとめた本である。各哲学者の顔やその背景・哲学、悩みに対する答えなどが分かりやすくかつ簡潔に書かれており、哲学について広く浅く知るにはとても良い本だと思う。また、各セクションの最後には、悩みに答えた哲学者に関する著者オススメの本も掲載されており、これを機にそういった本格的な哲学の本を読むのに進んでも面白いだろう。

全員を紹介するわけにはいかないので、気になった悩みとそれに対する哲学者の答えを書いてみようと思う。

1.「やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない」
ルネ・デカルト A:「困難を分割せよ」(壮大な夢も本気で取り組める小さなゴールにすれば、夢は夢でなくなる。)

2.「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」
バールーフ・デ・スピノザ A:「嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する」(起こること全ては必然であり、最初から決まっている。嫌いな上司が嫌なことを言うに至った経緯や人生、その他全てを世界の表れとして理解してあげる。そうすると魂の平穏を得られる。)

3.「やりたいことがない。毎日が楽しくない」
道元 A:「生活全てが禅である。」(日常の全てが悟りを開くための行為であり、何かの役に立てると言う考え方をやめて、今ここ、この私に徹すること。一心不乱に徹底的に取り組み、自分のことを考えるのを忘れてしまうと、自意識が小さくなり生きる歓びを感じられるようになる。)

本書は是非これから哲学を読む人のためにオススメしたい本である。また、既に哲学を読んでいる人にとっても参考になる内容が載っていると思う。

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2020年04月02日

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悩みに対して哲学者からの答えが参考として載ってる。哲学を読まないからよく分からん事多かった。知らない単語も多い。昔の人も色々考えてるんだなと。悩むところはみんな同じか。初めてには入りにくかった。

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2024年01月19日

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今自分が悩んでいる事は、自分だけでない、他の誰かも悩んでいる。そしてそれはすでに哲学者達が答えを出している。
悩みとは、考え方によってどうとでもなるんだと思いました。現状や事実は簡単には変えられないかもしれませんが、少なくともそれをどう捉えるかによって心は変わってくるものですね。

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2023年08月24日

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それぞれの悩みがばーんと1ページ黒バッグで書かれていて、その次に誰が解決するのか大きいイラストが書かれています。
その後に解説の文章があるのですが、太字がその人物のセリフと解説者のアピールしたい文章と一緒になっていて読みづらいです。
いっそ悩みを見て、解説後のその人物が出した回答を見て、しっくりくれば解説を見直すという流れのほうが読みやすかったです。
人物の答えのすぐ横に参考書籍が載っているので、それを次見てみるというのも面白いと思いました。

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2023年05月10日

Posted by ブクログ

週末にサクッと読めた。
人生、悲観したくなるときはたくさん訪れる。人は悲観できるから楽観でき、生の意味を問い直すことができる。ポイントはきれいにまとめてもらった半面物足りなさはある。でもこういう本なので、そこから興味があればそれぞれの本に誘ってもらうという展開で考えればよいと思う。

哲学者が答えを出しています、というタイトルはキャッチーなのだろう。答えを即物的に求めたい世相には合いそう。も、本当に大事なのは、問いをどのようなかたちでいつどこで誰に発するのかだろうなと感じた。
答えはここにあります!というのはここで取り上げる哲学者が忌み嫌うアプローチではないかと。自分も問いを考え続けていこう、たとえそれが苦しくても、と感じた。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

哲学の入門には丁度いいのかもだけど、「哲学」というものに「深み」を期待していた自分には少しイマイチだった。

現代の悩みを何世紀も前から存在する哲学と照らし合わせて解決して行く内容だが、その「悩み」がありきたりすぎたこと、現代なら誰しもが1度は考え得るであろう考え方で解決してるため、新しい発見があまりなかった。

ただ、それほど現代では当たり前になっている考え方が昔からすると、革新的な考え方であったのかもしれないと考えると、人類の進歩を感じられる。

内容としては様々な引用もあったり、手が凝っている感じはあった。

実存主義、構造主義についてもう少し深掘ってみようと思う。

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2022年12月04日

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多くの人が悩みそうなことに対して哲学者の考え方を用いて解決しようとする、タイトル通りの本。
悩みもまぁ汎用性あるので読みやすいのでは。
私も悩んでも仕方ないことで悩んでいたので、軽く読んでみたら割とハマる思想もあり、面白かったです。
そんなに重くならずサラッと読めるので、軽ーくモヤモヤしてる人は読むといいかも。
これを入り口にしてその哲学者の詳しい本読むのもありだと思う。てかそう言う風に構成されてます。

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2022年06月20日

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色々な悩みに対して「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」と名言を紹介していく本。
「答え」は出ているのかもしれないけど、この本を読んでも、悩みが解決はしないと思う。
ただ名言に対する著者の解釈、それぞれの哲学者に対する注釈、原典の紹介が豊富なので、哲学入門、ブックガイドとして面白いと思った。

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2022年04月24日

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道元
 生活すべてが禅である


ウィトゲンシュタイン
 世界の中の事実を変えることはできないが、
 世界を幸福に生きようと意志することができる

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2022年03月11日

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よくある悩みに対し、解決のヒントとなる哲学者の思考を紹介する内容。普段、親しむことが少ない哲学に対して、このアプローチは親しみやすく、紹介する哲学者の推薦図書も教えてくれるので、自分の腹落ちする哲学者を見つけて、さらに推薦図書を読んでみる。など入門編としては良いと感じる。

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2021年09月27日

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人生に悩みは尽きない。過去の人間たちも悩み尽くして答えを求めて生きてきた。今生き延びるために、先人たちの知恵を少し借りようという本。

古今東西の哲学者たちの考えが要約されてるので哲学入門にとても良い。推薦図書と巻末の参考文献がとてもありがたい…。もっと詳しく知りたくなったらここから辿れば良い。

個人的にはハンナ・アーレントの話が切ない。哲学を持ってしてもどうしようもないこともある(そもそも哲学はその人個人の思考なわけで矛盾が生じるのも仕方ないと思うけど)
あとやっぱり仏教哲学は完成度が本当に高い。仏教の教えが1番好きかな〜。
各お悩みに対して納得のいく答えがどうかは何とも言えないが、過去にも人はたくさん悩みを持ちあれこれ試行錯誤してきたんだなとわかるだけでも面白い。

と、本文は良いがデザインが若干気に入らない…
まず表紙。金文字を目立たせたいのだろうが、どう見ても青字の方が目立つ。。
本文中では、一文のなかに明朝体とゴシック体が入り乱れて読みづらい。強調したい言葉をゴシック体にするのはわかるが、平仮名カタカナは明朝体なのに何故漢字だけゴシック体になるのだろうか。。
本文は基本明朝体なのに、()の中やルビがゴシック体なのも気になる。もったいない。

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2021年05月02日

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☆自分を助けてくれる哲学思想を見つけよう

今の昔も悩みには共通するところが多い。それ故に哲学者達はすでに紀元前からその解決策を打ち出していた。大袈裟だったり求めていない答えが書いてあったりするが、一つや二つ心に響くものがある。それを見つけることで人生を生きる上での心の支えになるだろう。

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2021年02月14日

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ニーチェの永劫回帰。不幸な体験がなければいい体験もない。両方ある振れ幅の多い人生こそ、愛し楽しむこと。すなわち「運命愛」を享受できることが超人の条件である。

チクセントミハイのフロー体験。緩急のバランスが優れた環境が人を幸福にする。つまり自分の能力で出来るギリギリのことに挑戦し続けることが大切。

ジャック・ラカンによると、承認欲求は「小文字の他者」ではなく、「大文字の他者(未知の他者・社会)」に認められないことには、永遠に満たされることがない。つまるところ、余程のことを成し遂げないと満たされることはないので、そこで戦うべきではない。

ミルの功利主義。快楽には「質」があり、何かを我慢しないことで得られる動物的なレベルの低い快楽に対し、それを我慢したことで得られるレベルの高い快楽があることを知っているのなら、人は後者を選ぶことが出来る。即ち、生み出される幸福の量が増大する行為こそ正しく、苦痛の量が増大する行動は誤っている。

カントの定言命法に従うのであれば、道徳に悩んだ際に、「すべての人がそれをやったら、世の中がめちゃくちゃにならないかどうか」という判断基準に照らして行動すること。

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

身近な悩み事に対して、哲学者たちの考えを紹介している本。
悩みに答えているかどうかは人によるかなという気もするが、さまざまな哲学者の考えに触れるきっかけになるところと、雑学的にいろいろな情報が得られたのは良かった。

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2020年08月17日

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