あらすじ
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科学の進歩により、性格や人格は、従来考えられていたよりもはるかに複雑で素晴らしいものであることがわかってきました。それらは、(1)性格的な特徴、(2)性格に基づく行動、(3)その人がどんな人間かを物語るライフストーリー、の3つのレベルで構成されています。
本書では、心理学や精神医学における各種の研究成果を踏まえつつ、この3つのレベルにおいて性格や人格の謎を解き明かします。本書を通じて自分を見つめ直せば、どのような相手や環境があなたに満足感や一体感、自主性や能力を与えてくれるかがわかるでしょう。そしてあなた自身が、自分のみならず周囲の人にもパワーを与えられる存在に近づいていくはずです。
人間の本性に関する科学的な興味を充足させながら、人生を充実させ、より幸せに生きるためのヒントが得られる1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
性格に関するさまざまな論説のエッセンスが短くまとまっているムック
ナショジオの動画、雑誌に共通する不満として、科学裏づけをどうとったのかとか、リファレンス情報が乏しいことがあるのだけど、このムックもそれは同じ。
だけど、ヒントとしては面白いものも。
特に面白かったのは、ライフストーリーを語る上でキーになる思い出が、文化によって異なるというもの。
ワンショットの出来事を記憶するアメリカ人、
歴史的・社会的出来事を記憶して、社会変化とともに記憶する中国人、
学校での記憶と、年齢的な節目を記憶する日本人、
ストーリー展開も文化によって理解されやすさが違うもよう。
そういえば、英文学の講義で、社会的背景をもとにしたBildungsromanの流行なんてやったな…