あらすじ
チョウ、ネコ、そして人間……。自然の世界は生き物たちの不思議と知恵でいっぱい!
日本の動物行動学の第一人者として活躍した著者の、ユーモアと発見に満ちた随筆を厳選。
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Posted by ブクログ
猫と暮らして7年ちょっと、猫には自意識があるものと思っています(^-^) いったい、ネコは人間のことをどう思っているのだろう。人間の存在を気にかけていないようで、あきらかに人間になつき、そしてまったく依存しきっている(^-^) 動物行動学者、日高敏隆さん(1930~2009)「ネコの時間」、2017.10発行。動物は「死」の認識がなく、人間は「死の存在」を知り、人生の意味という美学に届いたとか・・・。でも、それぞれの生き物、人間には及びもつかないような、それぞれの世界で生を全うしてるんですね!
Posted by ブクログ
このシリーズはなにより装丁が素敵で、本棚に並んでると嬉しくなる。
日高先生、この人の文章は読む前からあたりってわかりきってるから、うれしい。猫に限らず、様々な生き物の世界を教えてくれるエッセー。世界の広がりを教えてくれるようで、わくわくさせられる。
Posted by ブクログ
やはり、この方の文章は読みやすい。そして楽しい。
専門の昆虫についてのものが多いが、その他の動物についてのものも、どれも、着眼点が面白い。
言われてみれば、確かにどうしてだろうと思うことを取り上げてくれる。
また、他人の研究でも、知り得たことを素直に考察し、エールを送る。飽くなき好奇心を持ち続けていることが伝わってくる。
恐らくは自身への問いかけなのだろうが、こちらにも問いかけられているようで、はっとする。
なのに、どこか温かい気持ちになるのはなぜなのだろう。
Posted by ブクログ
動物行動学者、日高先生のエッセイ。
ネコだけじゃなく、昆虫や他の生き物の不思議な生態が知れて面白かった。
生き物の知恵や生き方。
小さな命にも限りない生命力があふれていて、あらためてこの世界の素晴らしさを実感!